もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

2022-01-01から1年間の記事一覧

お金の使い方

お金の使い方が下手だ。例えば先日、ふらっと立ち寄った回転寿司で、うっかり三千円も使ってしまった。店を出てから三千円分満足したろうかと自問してみると、腹はいっぱいになったけれども、そんなに満足感はない。もっと安いものでも満足しただろうし、同…

健康診断

これは誰にも言えないことなのだけど、私は今、尿検査キットを持ち運んでいる。尿を持ち運んでいる。この緊張感は数十万円を運んでいるときのドキドキ感とかなり近いものだと、今、感じている。 そもそも、自宅で朝一番の尿を採り、それをわざわざ離れた指定…

10/5-6 湯西川温泉へ行く

10月5-6日と休みになったので、以前から行きたかった湯西川温泉を訪れた。鬼怒川温泉の先にあって穴場の温泉郷。

感想「コンビニ人間」

小説はあまり読まないのだけど、今さら「コンビニ人間」を読んだ。面白かった。ただ、どう面白かったかと聞かれるとうまく考えがまとまらず、むしろ他の人の感想を読むことで自分の感想が浮かび上がってきたような気がする。以下、個人の感想、一人読書会。 …

「〜の秋」

「〜の秋」とはよく言ったものだ。過ごしやすい気候で元気があるから、色々なことをする気力もある。そのことをあらためて実感するような、心地の良い一日だった。 真夏の厳しさはハイテクの進む現代でも変わりなく、それどころか、自然の暑さと人為的に作り…

今日の夢

森に一本の細道があり、そこを子供が駆けてゆく。私はそれを難なく追い抜いて、ある小学校に辿り着く。転任する教師が最後の日に二人の児童を学級委員に任命する。「名寺(なじ)についてけ!」と言うのは、名古屋の寺という意味で、伝統を守れ、みたいなニ…

2022年7月8日

2022年7月8日は歴史に残る一日になるのだろう。多くの人と同じように、私も複雑な思いがある。けれど一つだけ異論があることを承知で述べるなら、「民主主義への挑戦」という言葉に違和感を覚えた。民主主義の根幹たる選挙の最中の出来事であったとい…

まずい蕎麦

「当店のそばは十割そばですので、まずはそばの風味を楽しむために、そのままお召し上がりください」と言うそば屋が美味しくなかった。私が美食家を気取りたいわけではなくて、誰でも分かるほどに風味が無かった。 私がそんな店主だったら、恥ずかしくてたま…

アニメ感想

今期見ているアニメについて、個人的な感想、印象をメモ。異世界ものが多いので、どう差別化しているのかな、と気になっている今日この頃。 異世界おじさん 異世界もののバリエーション。今のところは異世界の能力を使った現実の物語。超越した能力を手にし…

「おやじの味」

料理というのも、人となりが出るのではないだろうか……と、父の作った肉野菜炒めを見て一人納得している。もやしは火が通りすぎてクタクタになり、豚肉も火が通りすぎて弾力を失い、もやしの水分でベチョベチョになっている。 原因ははっきりしていて、もやし…

F. Chopin, Barcarolle in F-sharp major, Op. 60.

ショパンの舟歌(作品60)を打ち込んだ。ピアノの表現を求め続けたショパンの、一つの到達点だと思う。これまた人気の高い作品で優れた演奏も多いのに、なぜわざわざ打ち込んだのかと聞かれれば、やっぱりこの曲が好きだからということに尽きる。 この曲もま…

マイナポイント2回目申込完了

マイナポイント(総務省)。いやいやいや、こんな難しいの、出来ない人続出するのでは? という感想。かくいう私が何度も壁にぶち当たったのです(苦笑) 今回カードリーダーを使ってパソコンから申請した。一番引っかかったのはマイキーID作成・登録準備ソ…

蜘蛛や昆虫との対話

蜘蛛を外に逃がすときの、心が通じたような嬉しさ。蜘蛛の進路を先読みして、うちわでそっと待ち受ける。そこに蜘蛛がちょんと乗ったら、「動かないでね」と念じる。いい子だいい子だ、と心のなかでつぶやきながら、そっと外に出る。そうして地面にうちわを…

病院のような飲食店、患者の私

最近飲食チェーン店に行くと病院にいるような気持ちがする瞬間があるのだけど、ウェブ上で検索しても出てこないから、私が勝手に感じているだけなのだろう。例えば松屋の会計などは自動化が進んでいる店舗もあるけれど、「松屋 病院みたい」で調べても全然出…

超「いいね」社会

超「いいね」社会、というのはどうだろう。世の中のありとあらゆるものが「いいね」で評価される、そんな世界だ。 例えば、幼児と親に道を譲るドライバーを見かけたら「いいね」(法律上当然ではあるが)、電車を降りるときにベビーカーを下ろすのを手伝うサ…

「から・ので」問題

「ご乗車できませんからご注意ください」というアナウンスが耳に入ってきて、ふと違和感を覚えた。「ご乗車できません”ので”」のほうが自然な気がした。それで気になって調べたら、この「から・ので問題」というのはなかなか難しいらしい。原因と結果を示す…

「次の駅で降りようか」

鎌倉から北鎌倉へと北上する列車のなかでのこと。そこそこに混みあっている車内で、あるお子さんがトイレに行きたいと言い出した。彼ら親子はホームの人流に圧倒されるように慌てて乗り込んだものだから、トイレに行く間もなかったらしい。子どもの突然の告…

炊飯器を買わなかった

炊飯器を見ようと思って久しぶりに家電量販店に行ったのだけど、まあ露骨だった。美味しく炊けるとかお手入れが楽だと言って、値段の高いハイエンドモデルばかりを勧めてくる。どれも5万円以上の製品だったので「予算は2,3万円です」と言ったら明らかに…

私の冷凍食品遍歴

子どものころから冷凍食品を食べてきた――と言うと不摂生な人間に思われるかもしれないけれど、私の母も私も、それだけ「時短」の恩恵に預かってきたとも言える。そのなかでも数度だけ、そればかり食べていた、という商品がいくつかある。 最初は小さいころで…

石川町散歩

石川町を散歩。欲しいCDが伊勢佐木(いせざき)のブックオフにあったので、横浜に用事があればついでに行こうと思っていました。私の好きな旅番組「世界ふれあい街歩き」ならぬ「横浜ふれあわない街歩き」。 みなとみらいからレンタサイクルで伊勢佐木モー…

今日の夢

森繁精肉店という店。森繁久彌さんの実家だという(事実とは異なる)。曇りガラスで中は見えず、扉には「お客様のために」というつまらない文句。中に入ると肉屋の前掛けをした背の高い白人と小さな日本人女性がいる。入口の左側にも扉があって、スーパーに…

トリイ・ヘイデン「うそをつく子」

トリイ・ヘイデンの「うそをつく子」を読んだ。息をするように嘘をつき、さまざまな問題を引き起こす女の子の物語。家族に馴染めず、里親の家庭でも問題を引き起こして、すぐに施設へと帰される。誰もが彼女の虚言癖にうんざりして、半ば彼女を見捨ててしま…

卒業

よく行くカフェも卒業シーズン。社会人になる子たちは今月でいなくなってしまうので、挨拶でもないけれど、顔を覗こうと思って、普段は行かない夕方に行ってみた。 そうしたら、ずいぶん見ていなかった男の子が居た。聞くと、彼は一ヶ月ほど前から来なくなっ…

地元のパン屋もAI化?

パン屋で画像認識によってレジ打ちを簡略化するシステムが導入されていて、ハイテクだなあと思って感嘆したのだけど、私が頼んだパンはことごとく誤認識され、店員のおばさんが新たなレジシステムに翻弄されながら全て打ち直していたのだった。 それから何度…

「いい度胸をしてるね」

選挙でやたらと覚えていることがあるのだが、それは中学生くらいのころに街頭演説の真ん前を横切ったときの記憶だ。夏日だったような気がする。私は地元の駅に急いでいたのだが、なんだか多くの人が集まっているなあ、とは思っていた。急いでいたから選挙の…

「ママがもうこの世界にいなくても」

「ママがもうこの世界にいなくても」を読んだ。若くして大腸がんになった女性の日記……と説明するのはたやすいのだけど、やっぱりこういう本は「打ちのめされるようなすごい本」だ。 私は遠藤和のどかさんの生き様を胸に刻んだ。幼いころ、周りの人がみんな「…

エスカレーターの悲しみ

ぼやき。 東京のエスカレーターは、本当に非合理的だ。けれども、仕方無しに非合理の海に身を任せるしかないのが、東京の、あるいは都市の恐ろしさだ。 エスカレーター前で一列になろうとするから、人だかりが出来る。片側を空けるのは急ぐ人のためなのだが…

自作 - Etude "The three-hand" in G major.

自作の練習曲を公開した。ピアノの弾けない人間が作った、弾けない練習曲。穏やかな雰囲気とは裏腹に、無謀な手の動きとアクセントを要求する。たぶん弾けないのだけど、では機械のための作品かと言うとあまりにシンプルすぎる。そんな中途半端な作品でも、…

リスクホメオスタシス的な朝

今日はいつもよりも早起きしたのに、結局いつもと同じ時間に家を出た。それでふと思い出したのが、リスクホメオスタシス(リスク恒常性)という考え方だ。 自動車の安全性(運転のサポート、道路工事、取り締まりの強化など)が向上しても、その分だけ人は速…

踏んだり蹴ったり新年

思えば、このブログで元日の挨拶を書いたことは殆ど無い。理由の一つは、私が年末年始に休むことがほとんどないからで、もう一つはこの日記自体があまり日記になっていないからだ。 だから私がこの2022年にこのブログで新年の挨拶を書こうと思ったとき、私の…