もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

超「いいね」社会

 超「いいね」社会、というのはどうだろう。世の中のありとあらゆるものが「いいね」で評価される、そんな世界だ。

 例えば、幼児と親に道を譲るドライバーを見かけたら「いいね」(法律上当然ではあるが)、電車を降りるときにベビーカーを下ろすのを手伝うサラリーマンを見かけたら「いいね」、という具合だ。「いいね」が何らかの利益と結びつくことは一切ない。

 ツイッターやインスタグラムのようにバーチャル上で「いいね」を押すのではなくて、もっと現実と繋がった形で「いいね」を押せたらどうか、というようなことをぼんやり考えてみたりする。

 そういう世界には、「よくないね」も実装されるかもしれない。例えば警官の目に入らない危険運転も、大勢の目撃者によって「よくないね」が押される。この押す人もまた、信頼度が測られている。

 …………恐ろしい世の中だ。