もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

「次の駅で降りようか」

鎌倉から北鎌倉へと北上する列車のなかでのこと。そこそこに混みあっている車内で、あるお子さんがトイレに行きたいと言い出した。彼ら親子はホームの人流に圧倒されるように慌てて乗り込んだものだから、トイレに行く間もなかったらしい。子どもの突然の告…

炊飯器を買わなかった

炊飯器を見ようと思って久しぶりに家電量販店に行ったのだけど、まあ露骨だった。美味しく炊けるとかお手入れが楽だと言って、値段の高いハイエンドモデルばかりを勧めてくる。どれも5万円以上の製品だったので「予算は2,3万円です」と言ったら明らかに…

私の冷凍食品遍歴

子どものころから冷凍食品を食べてきた――と言うと不摂生な人間に思われるかもしれないけれど、私の母も私も、それだけ「時短」の恩恵に預かってきたとも言える。そのなかでも数度だけ、そればかり食べていた、という商品がいくつかある。 最初は小さいころで…

石川町散歩

石川町を散歩。欲しいCDが伊勢佐木(いせざき)のブックオフにあったので、横浜に用事があればついでに行こうと思っていました。私の好きな旅番組「世界ふれあい街歩き」ならぬ「横浜ふれあわない街歩き」。 みなとみらいからレンタサイクルで伊勢佐木モー…

今日の夢

森繁精肉店という店。森繁久彌さんの実家だという(事実とは異なる)。曇りガラスで中は見えず、扉には「お客様のために」というつまらない文句。中に入ると肉屋の前掛けをした背の高い白人と小さな日本人女性がいる。入口の左側にも扉があって、スーパーに…

トリイ・ヘイデン「うそをつく子」

トリイ・ヘイデンの「うそをつく子」を読んだ。息をするように嘘をつき、さまざまな問題を引き起こす女の子の物語。家族に馴染めず、里親の家庭でも問題を引き起こして、すぐに施設へと帰される。誰もが彼女の虚言癖にうんざりして、半ば彼女を見捨ててしま…

卒業

よく行くカフェも卒業シーズン。社会人になる子たちは今月でいなくなってしまうので、挨拶でもないけれど、顔を覗こうと思って、普段は行かない夕方に行ってみた。 そうしたら、ずいぶん見ていなかった男の子が居た。聞くと、彼は一ヶ月ほど前から来なくなっ…

地元のパン屋もAI化?

パン屋で画像認識によってレジ打ちを簡略化するシステムが導入されていて、ハイテクだなあと思って感嘆したのだけど、私が頼んだパンはことごとく誤認識され、店員のおばさんが新たなレジシステムに翻弄されながら全て打ち直していたのだった。 それから何度…

「いい度胸をしてるね」

選挙でやたらと覚えていることがあるのだが、それは中学生くらいのころに街頭演説の真ん前を横切ったときの記憶だ。夏日だったような気がする。私は地元の駅に急いでいたのだが、なんだか多くの人が集まっているなあ、とは思っていた。急いでいたから選挙の…

「ママがもうこの世界にいなくても」

「ママがもうこの世界にいなくても」を読んだ。若くして大腸がんになった女性の日記……と説明するのはたやすいのだけど、やっぱりこういう本は「打ちのめされるようなすごい本」だ。 私は遠藤和のどかさんの生き様を胸に刻んだ。幼いころ、周りの人がみんな「…

エスカレーターの悲しみ

ぼやき。 東京のエスカレーターは、本当に非合理的だ。けれども、仕方無しに非合理の海に身を任せるしかないのが、東京の、あるいは都市の恐ろしさだ。 エスカレーター前で一列になろうとするから、人だかりが出来る。片側を空けるのは急ぐ人のためなのだが…

自作 - Etude "The three-hand" in G major.

自作の練習曲を公開した。ピアノの弾けない人間が作った、弾けない練習曲。穏やかな雰囲気とは裏腹に、無謀な手の動きとアクセントを要求する。たぶん弾けないのだけど、では機械のための作品かと言うとあまりにシンプルすぎる。そんな中途半端な作品でも、…

リスクホメオスタシス的な朝

今日はいつもよりも早起きしたのに、結局いつもと同じ時間に家を出た。それでふと思い出したのが、リスクホメオスタシス(リスク恒常性)という考え方だ。 自動車の安全性(運転のサポート、道路工事、取り締まりの強化など)が向上しても、その分だけ人は速…

踏んだり蹴ったり新年

思えば、このブログで元日の挨拶を書いたことは殆ど無い。理由の一つは、私が年末年始に休むことがほとんどないからで、もう一つはこの日記自体があまり日記になっていないからだ。 だから私がこの2022年にこのブログで新年の挨拶を書こうと思ったとき、私の…

2022視聴アニメ

リストについて まず、放送前の紹介一覧から気になる作品を片っ端から記録 一話を視聴後、視聴アニメをリストに残す 途中で視聴をやめた作品は削除。ただし、いずれ観るかもしれない作品は取り消し線で残す 次:2023視聴アニメ まだまだ先のこと………… 前…

ギザ十は天下の回りもの

ギザ十は天下を回る。手元にやってきたときには、少しばかり嬉しくなって、大切にしようと思って小銭入れの中にしまっておくのだが、気がつくといつの間にか居なくなっている。そしてそれが誰かの手元に流れ、回ってゆく。 金と比べれば、ギザ十をあえて貯め…

2021視聴アニメ

リストについて まず、放送前の紹介一覧から気になる作品を片っ端から記録 一話を視聴後、視聴アニメをリストに残す 途中で視聴をやめた作品は削除。ただし、いずれ観るかもしれない作品は取り消し線で残す 次:2022視聴アニメ まだまだ先のこと………… 前…

「10の質問」への真剣な回答

直感的にぱっと書いてしまおうかと思ったけれど、書いたり消したりしていたら、なんだかんだで1か月もかかってしまった。冗談ばかり書いているこのブログだが、今回はそれなりに真剣に書いてみようと、気まぐれにやる気を出してしまった。はてなブログ10周…

「フィノ・デ・アロマ」のミルクチョコレート

カルディで「フィノ・デ・アロマ」のミルクチョコレートが出ていた。わずか300円ほどでこんなに旨いのかとドはまりしたのが去年のこと。店頭から消えたときには外出するたびにカルディを探して店のなかを探し回った。それでようやく置いている店を探し当…

スティーヴン・ギャロウェイ「サラエボのチェリスト」

小説はあまり読まないのだが、ときに小説は生きる力を与えてくれることもある。今日読んだ「サラエボのチェリスト」も、私にとってはそうだった。 戦火に包まれたサラエボで自らの危険を顧みず演奏を続けたチェリストと、そのチェリストの演奏に心打たれた3…

F. Liszt - Grande fantaisie de bravoure sur La clochette, S.420

毎度ただの日記で大した情報は書けませんが。F. Liszt - Grande fantaisie de bravoure sur La clochette, S.420*1 を公開しました。「ラ・カンパネラ」の最初のバージョンにして最難曲。最近はこの制作に集中していて、書きたいことはありながらもブログか…

思い出について

もうずいぶん前の話になってしまうが、予行練習のブルーインパルスを見た(今更この話をする!)。仕事の昼休みに抜け出して、近場で一番よさそうな、デパートの屋上に来た。このデパートの屋上は穴場で、あまりにもさりげなくあるものだからふだんは閑散と…

水出しアイスティー

水出しアイスティーにはまっている。こんなに楽にアイスティーが入れられるのかと、感動に打ち震えている。アイスティーを入れるのがどんなに大変かは、入れたことのある人にしか分からないだろう。 作業としてはただお茶を入れて冷やすだけなのだが、そのま…

授乳の記憶

今思えば悪いことをしたと思うが、子供の頃、授乳しているのを見てしまった記憶がある。4歳くらいか、初めて訪れた親戚の家で、何気なく探検していたときのことだ。団欒の居間を抜け出て、冷えきった廊下の先に曲がり階段を見つけた。子どもだった私が上ら…

モスバーガーのクラフトコーラ

モスバーガーのクラフトコーラを飲んだ。一般向けの生やさしいコカ・コーラとは違って、薬臭い本格的なコーラだ。これこそがコーラだと言う人もいるだろうが、間違いなく好き嫌いの分かれる味ではある。 正直に言えば、私もあの独特の風味が嫌いだったのだ。…

ある雨の日

踵が異様に擦り減った靴を履いている。 誰かが私を後ろから見れば、きっと馬鹿にするだろう。それも、本心から馬鹿にするのではなくて、一瞬見て鼻で笑うような、無関心な侮蔑。私だって、他人がこんなにすり減った靴を履いていたら馬鹿にする。目の前に、異…

ゲームと出会いの記憶

はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 振り返ると、インターネットの儚さを感じざるを得ない。かれこれ20年以上をインターネットとともに生きてきたが、始めたころの痕跡はもう残っていない。だから私の記憶の中にしかないのだが、もはや…

トイレのドアノックについて

一度だけ、トイレ中に他人が入ってきたことがある。それも去年のことだ。お盆の時期で、小さな寺の境内は人をかき分けないと進めないほどに混雑していた。小さな寺だからトイレも一箇所しかないのだが、意外にトイレへ行く人は少ないようだった。 それでぼん…

良い喫茶店は手入れされた庭のようなもの

行きつけの喫茶店(カフェ)がある、ちょっとした優越感。 今日はFP(ファイナンシャルプランナー)の試験の日で、朝から受験者と思しき人たちがせかせかと歩いている。朝8時だというのに街なかのスタバもコメダもすでに混雑している。が、私は空いている…

自作 - Prelude 20180924

無粋な自分語り。