もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

今日の夢

 森に一本の細道があり、そこを子供が駆けてゆく。私はそれを難なく追い抜いて、ある小学校に辿り着く。転任する教師が最後の日に二人の児童を学級委員に任命する。「名寺(なじ)についてけ!」と言うのは、名古屋の寺という意味で、伝統を守れ、みたいなニュアンスらしい(当然そんな言葉はない)。先生と分かれた放課後、他の児童たちもそんなことを言っていた。私は取材者的な立場だった。

 狭い扉(飛行機が通るにしては狭すぎるだけで、実際には巨大)をF4戦闘機で潜る。外は白い空間でまぶしい。Uターンして戻ると、中は近未来的な格納庫だ。失速寸前の速度で格納庫を滑空すると、別の広い出口から再び外に出る。

 あるマンション(夢の中ではそう思っているが、いま私が住んでいるマンションだ)に泥棒に入る。外に出て、廊下の端から雨樋を伝って一回へ降りる。監視カメラに自分の特徴が映らないよう、スパイダーマンのように滑空しながら、真ん前を一瞬で通り過ぎる。

 山場。人工的に盛り上げられた場所で、ゴミなども多く廃棄されている。通りすがりの自転車に乗った若者を呼び止め、私は「自転車を貸せ」という。彼は自転車を貸さない代わりについてきた。私は何らかの犯罪者で、彼は「私があなたなら、自首するけどなぁ」と言った。私は「最近大学院生が殺人を犯した件があったでしょう、あれも知的な犯罪だった」と言った。森の至るところにゴミが散乱していて、私はそれを拾って隠れ家を作るつもりだったのだが、何故かふとそれを諦めて、自首しようと決意する。若者にゴミを託し、取材者が若者に押し寄せる。若者は「さあ、どういうつもりだったのか……」と答えていた。山にはまだゴミが散乱している。