もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

「〜の秋」

 「〜の秋」とはよく言ったものだ。過ごしやすい気候で元気があるから、色々なことをする気力もある。そのことをあらためて実感するような、心地の良い一日だった。

 真夏の厳しさはハイテクの進む現代でも変わりなく、それどころか、自然の暑さと人為的に作り出される涼しさが相競うように互いに強さを増しているような気もする。つまり板挟みの圧力はますます高まり、しかも体は年々衰える、となれば、堪えないはずがない。

 今日の天気に、秋が訪れたのだなと、思わずホッとした。「〜の秋」とはよく言ったものだ。正直、真夏はまともに本も読めず、食も進まず、運動も夜深くにコソコソっとゴキブリのように這い回る程度で、まともに生きていた実感がない。だからこの秋は「きちんと生きるぞ」と、今から張り切っている。