もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

おでん

「おでんいかがでしょうか、おでんを300個売らないと帰れないんです!」 「ほ?」 まぬけな声を挙げてしまった恥じらいのなかで、「ははぁん、そうきましたか」と得心していた。売らないと帰れない。つまり「あなたは買うと言う選択をすることでわたしを助け…

首をはねろ!

この本を図書館で見つけてピンときました。まず「首をはねろ!」という衝撃的なタイトルで驚き、メルヘンと暴力という意外な副題に興味をそそられました。そうして読んでみると、メルヘンの暴力からいつになっても変わることのない人間のさがを解き明かして…

オンラインゲームで知らない人と協力する難しさ

最近、ゲームで他人との協力関係を築く楽しさや難しさを感じています。言葉を介さないプレイのみによる信頼関係が成り立ったときの楽しさは大きいし、それが成り立たないとガッカリもします。そもそもあんたは弱小プレイヤー、そんなにマジメ腐って考えても…

本が好き

「本が好き」という書評コミュニティに登録してみました。読書関係のこういったサービスでは「ブクログ」にも登録していましたが、ブクログはどちらかというと短く分かりやすい感想が多く、読んだ感想をしっかり書いておきたかった自分にはちょっと場違いな…

今日の夢

2016年10月9日(日) うろ覚え 再会 自宅にある自分の部屋と認識している(実際とはまったく違う)。曇り空の明かりが入り込む薄暗い部屋。部屋に入って右側の奥にベッドがあり、左側にクローゼット、右側手前(入り口からは死角になる)に本棚がある。友だ…

健康食品のCM

健康食品のCMはツッコミどころが多いと思う。「個人の感想です」とか「いまなら半額です」とか「30分間だけオペレーターを増員してお待ちしております」とか、「掃除機をお買い上げの方に、いまなら膝サポーターがついてきます」とか、気になるポイントがい…

いきなり顔を表示して恐がらせる手法

久しぶりに、いきなり顔が現れるというドッキリを見た。話題になっている宣伝のアレである。 内容としては、物語で引き込んでおいて、最後の最後で効果音(たいてい大音量だ)とともに顔がワッと現れるというもの。てっとり早くドッキリさせる方法としてはす…

必笑小咄のテクニック

小咄の分析に隠された社会への警鐘――笑えるのにハッとさせられる本 米原万里さんの書評を読むと、こういう読み方がしたいなと思わずにはいられません。小説から政治的なノンフィクションまで、ジャンルを問わずこんなに本を楽しんでいる人がおられたとは。楽…

とって

家族には「とって」と言えば済む友人なら「ちょっとしょうゆとって」と言えば済むあの人には「上半身を右に65度転回し、4本の柱に支えられた茶色い台の上にある白い円盤形の陶器の右隣にある黒色の液体が入ったガラス製の容器を把持し、そこから上半身を戻し…

読書の時間

小学校のころに、読書の時間というのがあった。読書の成果を記録する紙が配られ、そこに本のタイトルやページ数を書きこんでゆく。読書ページ数は張り出されるかなにかで公表され、多くのページ数を読むと先生に褒めてもらえた。いま思えば、学校は「本を読…