もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

F. Chopin, Nocturne in C minor, Op. 48. No. 1.

ショパンのハ短調のノクターン(作品48-1)を打ち込んだ。おそらく、変ホ長調(作品9-2)、変ニ長調(作品27-2)と並んで人気が高いと思う。人気の高い作品で優れた演奏も多いだろうに、なぜわざわざ打ち込んだのか。それは、この曲が好きだから! この曲は…

インフルエンザの予防接種

諍いさかいの種がどこにあるのかは分からないものだ。言い争いとまでは行かなくても、他人との意見の違い、それも埋めようのないものを突き付けられたとき、その人との距離感を感じてしまうことがある。 インフルエンザの予防接種の話だ。私は効果はあると言…

hontoカード、情弱の悲しきポイントカード生活

ジュンク堂で本を買った。やけくそになって2万円分買ったのに、ポイントをつけ忘れてしまった。ここから学べることは二つある。やけくそはよくないということ。そして買い物をする際にはポイントのことを考えなければいけないということだ。 だがこのポイン…

朝。聞いたことのない鳥の鳴き声に目を覚ます。窓を開けると、秋の終わりを知らせる冷たい風が足元から静かに入り込んできて、家のなかを駆けめぐる。 外が私を呼んでいる。今日は面白い一日になるぞ、と。そんな気がしたので、今日は少し早めに出かけること…

Liszt, Thalberg, Pixis, Herz, Czerny, Chopin. "Hexameron"

リストらによる「ヘクサメロン」を打ち込みました。ヘクサメロンとは「6つの詩」の意味で、創世記における天地創造の「六日」にちなむとのことで、この曲が作られる先年に亡くなったベッリーニの作品からテーマを引用し、それを当時大活躍していた6人のピ…

森鴎外の映像

ずいぶん前の話なのだけど、鴎外記念館で森鴎外が映った映像を見た。映像はほんとうに数秒で、雑踏のなかにまぎれて、カバンを持った鴎外が通り過ぎるというだけの映像だった。フィルムの関係で早回しになっていると思うのだが、ほかの人に比べても鴎外の歩…

東京駅

東京駅って何なのだろうか。池袋新宿渋谷品川上野といった大きな駅を降りても、「どこでご飯を食べたらいいのか……」と迷うことはないのだけど、東京駅だと毎回そうなる。いや、もちろん池袋だろうが新宿だろうが何を食べようかとは迷うのだけど、これらの場…

大戸屋のおじさん

大戸屋に行った。私はいつも「”むしなべ”、五穀米大盛、すまし汁変更」を頼む。要するに塩分に気を付けつつガッツリ食べるという意図だ。やれ長生きする食材だのなんだのと言う健康オタクになったつもりは無いけれども、塩分と言うのは食生活で気をつけるこ…

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」感想

記事が陳腐なタイトルで、このブログに似つかわしくないと思いつつも、見たので書いておこうと思う。 ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝を見た。よかったなぁ。イザベラが少しずつヴァイオレットに心を開いてゆく様子であったり、郵便配達人の仕事に退屈…

笹かま

ラーメン屋でライスを口に押し込んだ私は、満腹のあまり吐きそうになりながら、昔のことを思い出していた。 食べ物を残すということが「悪」であると学んだのは、言うまでもなく学校の給食だった。そのくせ、給食はときとして子どもにトラウマを植え付けるの…

シェアサイクル

シェアサイクル(コミュニティサイクル)が普及してきた印象を受けています。数年前はほとんど見かけなかったのだけど、最近はサラリーマンや観光客などが利用しているのを見かけますね。頻度としては高くないけれど、珍しくもないというぐらいにはなってき…

アニメ

秋アニメが始まったので、視聴アニメのリストを更新した。気になる作品が多かったが、切るものも多くなりそうだ。 前期(夏アニメ)は見たアニメは少なかったものの、「彼方のアストラ」と「ダンベル何キロ持てる?」がとくに面白かった。宇宙を舞台にしたミ…

キャロル・ヘルストスキー『ピザの歴史』

ピザの値段が高すぎる。1枚2000円ってなんだ。「本場ナポリの~」なんて言うけれど、ナポリでは庶民の味方、庶民の食べ物だろ!? と、息巻く勢いで手に取った原書房の『ピザの歴史』。ナポリにおいて貧しい人の粗末な食事だったピザは、グローバル化と…

黒いとんぼ

黒いとんぼが死んでいた。毎日のように通るいつもの通り道だが、見たことがない。羽は黒く左右に二本ずつ、体はまさにエメラルドグリーンに輝いていて美しい。 家に帰って調べると、ハグロトンボというらしい。そして緑色に輝いているのはオス。水性植物の近…

異世界もののアニメについて思うこと

自分用にメモしておく。 率直に言って、最近は異世界もののアニメに少し飽きてきてしまっている。あくまで私の感想で読解が足りない部分も大いにあると思うけど、最初は異世界系にありがちな一定のパターン(とくに全能感)をそれなりに楽しむのだけど、数話…

改札前の真剣勝負

たった1つの改札をめがけて、二人の女性が横並びになってせっせと歩く。たがいに譲る気一切なしの真剣勝負。競馬場であれば誰もが馬券を握りしめて勝敗のゆくえを見極めようとするだろう、世紀の名勝負がここに繰り広げられている(わたしは競馬をしたこと…

ACER Aspire 5750のHDDをSSDに換装した

ノートパソコンACER Aspire 5750 の記憶装置をハードディスク (HDD) からSSDに換装し、クリーンインストールした。ド素人でも出来た。 SSDはその読み書きの速さや衝撃に強い点などなどでHDDよりも優れているものの、出回った当初は価格・容量の問題もあって…

『必笑小咄のテクニック』という本のこと

ふと『必笑小咄のテクニック』という本のことを思い返していた。ジョークであれば笑いの源泉となるふざけた論理が、ひとたび現実に持ち込まれると人びとを欺く笑えないものとなる。著者の米原万里さんは、ジョークをあざやかに分析しながらも、社会に対する…

N. Kapustin - 8 Concert Etudes Op. 40 No. 1. "Prelude"

カプースチンの『8つの演奏会用練習曲』から「前奏曲」を打ち込みました(負荷上の問題から「続きを読む」でプレイヤー表示するようにしています)。以下、ただの感想です。

あいさつ

いつの間にか、相手に応じてあいさつを変える習慣が身についた。ざっくり分けると、男性に対しては声を張って「ッはようございモァす!」と行くか(文字にすると笑える)、普通に「おはようございますー」で行くか。女性なら「おはようございまーす(語尾に…

打ち込み日記「おやすみ(夜想曲)」

また作ってしまった、自作品。 以下、どうでもいい細かなお話。本来音楽を言葉で語るのは野暮としか言いようがありませんが、ここはわたしの日記なので平然と語ります。というか正直、周りに対して自作品を「音楽」とか「作品」とか言うのも恥ずかしいのです…

思い出せないマンガ

高校生のころの思い出といえば、たいていの人はそれなりのものがあるに違いない。例えば、生涯の友となった親友との出会いであるとか、初めてのアルバイトであるとか、あるいはちょっと危ない武勇伝であるとか、そういうことだ。 一方で、わたしが高校生時代…

三尺三寸箸

ふと、三尺三寸箸の話が思い浮かんだ。「柄の長いスプーン」の話としても知られている。それはこのような話である。 天国と地獄というものは、どちらも似ている。どちらにもごちそうがあって、それを取り囲む人びとがいる。そして、どちらも三尺三寸、1メー…

「温泉むすめ」を知った

温泉は全国にたくさんあるけれど全然わからない。草津や鬼怒川、熱海に箱根なんていうのは都心からも比較的近くてすぐに思いつくのだけど、じゃあ例えば青森はどうかなんていうと、テレビでみた浅虫温泉くらいしか知らない。……青森、ですよね? で、そんなこ…

打ち込み日記「カノン風」「霧雨」「前奏曲 ヘ短調」

6・7月のあいだに自作品を打ち込みました。カノンは思いつき、ほかの2つはロマン派に没頭していたころの過去作品の手直しです。ロマン派の影響はいま聞いてもはっきり分かるほどで、「こいつ、シューベルト~ショパンのあの作品とあの作品etc. を聞いてい…

「眠っているとき、脳では凄いことが起きている」

面白かったので思い出しながら羅列してみる。睡眠(とくにレム睡眠)時の脳活動、そしてその産物でもある夢。これは人間にとってどんな意味があるんだろう? 結局よく分からない部分もあるのだけど、分かってきた部分もあるらしい。以前テレビで見て知ったか…

なにも分からない

わたしはなにも分からない。本当になにも分からない。自分が正しいと思うことなんて、ひとつもない。世の中の人は、なぜ自分が正しいと思えるのだろう? こういう疑問がずっと心のなかにある。 もちろん社会生活上やむを得ないから、わたしは自分が正しいと…

ネット将棋について

はじめに ネット将棋をやっていたのだけど、やめた。わたしは将棋ウォーズと将棋倶楽部24をやっていた。実力はまったくなくてせいぜい級位どまりだったのだけど、それでも負けすぎて面白くないからやめたというわけではない。ネットの早指しのテンポが合わ…

曲を好きになることについて

いままで分からなかったことが、急に分かるときがある。なにもイメージできずに聞き流していた曲が、急に情景を持って感じられるときがある。自分にとっての「好きな曲」が出来る瞬間だ。 ふつうはどうなのだろう、一度聞いただけで好きになることが多いよう…

PDFを印刷しているときに思ったこと

PDFを印刷しているときほど「自分は古臭い人間である」と思わせられる瞬間はない。データなのだから携帯性という点で圧倒的に優れた電子媒体(最近のKindleは文字中心のものなら数千冊分を携帯できると聞く……)で見ればよいのだが、目がしょぼしょぼで読めな…