今週のお題「何して遊ぶ？」
人混みが苦手なので、毎年ゴールデンウィークの過ごし方も少し悩む。おおよその方針は二つしかない。一つは働くこと、もう一つは人混みを避けること。つまり、世の中の逆張りをすることだ。
中には、ゴールデンウィークの混雑こそが楽しいのだという人もいるかもしれないけれど、私は人混みにはただただ不安やストレスしか感じないので、人混みに飛び込むという選択肢はない。世間の皆様が「遊ぼう」というときに、私如きの遊ぶスペースがあるはずもない。となると、世間が休んでいるときにこそ働くか、休むにしても、この時期ですら混雑していない「隙間」を見つけるしかない。それは遠方の秘境であったり、都会のわずかな間隙だったりするだろう。毎年そう考えて、毎年一つの考えに思い至る。いや、自宅という最強の「隙間」があるじゃないか！
ということで、ＧＷの予定は、まず仕事である。祝日は関係ない。そして、従来の休日についても、今日コンサートに行ったのを最後に、しばらくまた引きこもって過ごす予定である。つまり何ら変わらない日常なのだけど、ＧＷで知らないうちに自分も浮かれているのか、意欲はみなぎっている。
まず革靴を修理に出した。新たに購入したレザーソールが驚くべき速さで摩耗してしまったのだけど、ヒールの交換で済んだ。
次に、スーツとシャツを作ってみた。パーティー用にも行ける感じの黒のスーツ。派手派手な柄物は苦手なので、うっすらチェックの入った、コットンのもの。シャツは白無地で、糸の細いメーカーオリジナルのものと、スイスのメーカーの生地をそれぞれ頼んでみた。少し奮発した。他人から見たらダサいのかもしれないけれど。自分なりのオシャレを楽しんでいる。俗物的贅沢。
コンサートにも行った。Ｎ響のオールモーツァルトプログラム。やっぱり「劇場支配人」の序曲のテーマといい、シンプルで覚えやすいメロディを作るのが上手すぎる、と作品への素人的感想。演奏もまず基礎水準が違う（音のバランスが揃っているというだけでも素晴らしいこと）し、作品と対話しながら良いものを作ろうという意気込みを感じた。
あまり買わない類いの本（ＳＦ）も買ってみた。打ち込みも進めたいと思っている。アニメも見たい。引きこもりまっしぐらである。特に読書は読みたい本が溜まっているので消化する。扉を閉めよ、本を開こう、とでも言ったところか……。あとは、しっかり眠ろう、というのが、楽しみに溺れがちなゴールデンウィークにおいて実は重要な、裏のテーマではある。
最近買ってみた本
- 「ネットワーク科学が解明した成功者の法則」
- 「日本の雇用と中高年」
- 「夜の経済学」
- 「ガーンズバック変換」
- 「免疫から哲学としての科学へ」
再読したい本
- 「人間機械論 新版」
- 「愛するということ」
- 「平等と効率の福祉革命」
読むのが遅いので溜まる一方です……。
