もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

応援消費

 ツイッターで宣伝したものが人気になっているのを見ると、マッチ売りの少女もこの時代なら救われただろうか、と思ったりもする。必要性や性能など、目的に対する合理性に基づく選択でなくて、応援や支援の意思表示としてその商品を選択するということが、ずいぶん流行っているように思う(勝手に思っているだけである)。

 例えばケーキにしても、有名店の高級なケーキばかりではなくて、地元のおじいちゃんが古びた店で作るような、素朴なケーキを買ったりする。本来ならば、選ばれない店は潰れてゆくのが自然の成り行きかもしれないけれど、街の失われゆくものに対する切なさを、多くの人が感じるのも事実なのかもしれない。