もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

駄文

”「必ずしも結婚する必要ない」7割近くに”について

恥を承知で疑問を書こうと思う。”「必ずしも結婚する必要ない」7割近くに”というニュースがやっていたけれど、7割という数字はどうなのかなぁと感じた。 まず選択肢に違和感を覚えた。「必ずしも結婚する必要はない」と「人は結婚するのが当たり前だ」では…

自慢という破滅の使者

延々続く自慢話にほとほとうんざりしてしまい、そのまま家に帰ってきた。自慢話が嫌われる理由はいろいろあると思うのだが、その一つは相手に敬意を払っていないことだ。ハッキリ言えば、「俺は知っている。けどお前は知らないでしょ。だから俺が上」という…

失敗

何かに失敗すると、風呂場でシャワーを浴びながらそのことを思い返す。とたんに恥ずかしくなって、思わず「わああ」とか「そうですよねえ」とか「しかしですねえ」などと意味不明な独り言が口から溢れ出す。それからとっさに思いついた意味不明な歌を歌う。…

公正世界信念

もの知らずが浅慮してみる。被害者非難を公正世界信念によって説明する考え方があるらしい。 つまりこういうことだ。まず、ひとは「世界は公正であるという信念(人生の運はなんだかんだあって最終的にはプラスマイナスゼロになると言うアレを想像してほしい…

小さなブーメラン

自分が年老いたときのためにブーメランを投げておこうと思う。 年老いたわたしよ、くれぐれも過去の自慢話はしないことだ。若い人は、「今」のわたしの生きざまを見ている。立派に生きたのなら、若い人のほうからその自慢話について尋ねるだろう。過去の自慢…

わたしの日常世界

この日記からわたしの世界を再構築しようとするとき、わたしの日常生活のほとんどは回転寿司と雑踏と電車で出来ていることになってしまう。ところが今日はそこにモスバーガーを加えて、これらのことを書いてみよう。過去記事をかえりみるほどこのブログの中…

電車の割り込みに遭遇したときの心の動き

状況 電車の始発駅。からっぽになった電車のまえで、座席を狙う人たちが待ち構えている。わたしもその列にいる。 と、わたしたちの列のとなりに女の子がぽつんと立った。その足元には目立つように「ここは狭いから並ばないでください」みたいなことが書いて…

「読書の秋」

今週のお題「読書の秋」 秋は外で本を読むのがとても楽しい。冬だと寒すぎて鼻水が止まらず、春だと暖かすぎてあくびが止まらない。夏は言うまでもない。だから読書の秋と言うのはその通りだと思うのだけど、近頃秋というものをとても短く感じる。秋に読める…

電車の座席の選び方について

電車の座席を、ひとはどのように選んでいるのか。電車に乗るたびにこのことを考える。ここでは最も基本的なことを考えようと思う。まず、座席は7人掛けの長椅子タイプの座席(ロングシート)が完全に空いている場合を考えてみる。 さらに基本的な考え方とな…

「言わなければ分からない」

「言わなければ分からない」と言う人がいた。よくよく考えると意外なほどに、言うことを怠ってしまうことが多い。他人に自分を投影して、自分と同じことを考えているだろうとたかをくくってしまう。だからこそ言葉を選び、語り合う必要がある。 その点で、今…

老後を思う

高齢者がレジでもたつくことにイライラするという話を聞いた。 わたしは、それ自体は仕方がないと思う。年をとれば判断が遅くなる。動作も遅くなる。いずれ自分もそうなるだろう。 けれども、ただでさえ遅い会計をさらに遅くなるような、さまざまな注文をつ…

フレーミング効果

フレーミング効果。 例えば、600人いる島において、疫病が流行していたとする。このままでは住民は全滅してしまう。そこで住民たちは対策を考えた。さて、あなたならどの対策を選ぶだろうか。(現実的なツッコミはいったん置いてほしい) 問A.(1)2…

Wordショートカットキー(メモ)

よく使う機能をショートカットキー登録しました。 他に便利なのがないか調べてみたい。 ClearAllFormatting : 選択した文字列の書式とスタイルをクリア [Ctrl + Space] CommaAccent : 選択した文字列に読点の傍点を設定/解除 [Ctrl + ,] DotAccent : 選択し…

尊厳死:エルアナ・エングラーロさん

もの知らずながら書きたいと思います。 2009年2月9日、17年間植物状態にあったエルアーナ・エングラーロ (Eluana Englaro) という女性が息を引き取りました。 1992年1月、雪の降る夜。パーティーの帰りだったエルアーナ(当時21歳)は交通事故で植物状態にな…

金魚

小学4年生くらいだったか。 ちょうどこの時期のこと。 姉が水の入った袋を持って帰ってきた。なかには赤く光る金魚がチラチラ輝きながら泳いでいて、父が慌てて水槽の用意をしていた。 うちでは以前金魚を飼っていた。私が10匹ほどすくってきて、直後どうし…

お口の恋人、ならぬお口の友達

最近グミばかり食べていたので、いきおいチョコレートも噛み潰してしまった。舌で溶かしてゆっくり食べればよいものを、がりがり噛み砕いてしまった自分にハッとして、思わず心のなかで「バカ!」と叫んだ。 チョコレートは小粒だけど、たった一つで何分も楽…

快適なテキストライフを求めて

ふと街中でテキストファイルを確認したくなって、そうだOneDriveに保存しているのだからスマホで見られるではないか、と喜び勇んで開いてみたところ、内容が「?????」になっていた。口頭で説明したらおそらくふざけているのかと思われるに違いないが、…

日光

日光に行ったときのことを記録。紅葉を見ようと思いついた翌日から3連休が入っていた。ちょうど紅葉の時期でもあった。これは旅に行くしかないと思い、急いで予約。リバティという新しい特急があることを知った。これに乗らない手はない。列車の時間よりも…

ストレスを味わえる電車

電車というのは私にとって最大のストレス要因(あれほど他者と接近しなければならない環境はそうそうない)なので、電車に関する愚痴が自然と多くなってしまう。今日も、満員電車のなかでこっちをぐいぐい押してくるおばさんがいた。押すだけならいい。彼女…

文学白熱教室 メモ

カズオ・イシグロさんの『文学白熱教室』を今さら見たので、メモ(何年前だ……)。 小説はほんとうに娯楽の一手段以上のものなのか。 なぜ事実ではない話を読みたいと思うのか。 なぜエッセー、歴史書や科学書ではないのか。 たしかな事実が詰まっていて、確…

つまらない人

世のなかつまらない人が居るものだ。かくいうわたしが面白い人間だとは思っていない。けれども、あまりにもつまらない人が居るのだ。例えば、「ふとんがふっとんだ」とだれかが言って「つまらないね」と言う人は、いささか優しさに欠けるのかもしれないがま…

父親嫌い

つい最近まで父親が嫌いだと思っていたのだが、「見ていられない」と言ったほうが的を射ていることに気がついた。好き嫌いでいえば、親だから当然好きなのだ。好きだからこそ見ていられないという思いがする。クイズ番組を見れば解答を間違えるゲストを見て…

転んだおじさん

朝の満員電車。閉まりかけたドアに駆け込もうとして、ホーム上で転んだおじさんが居た。ふつうなら周りの人の目もひややかなものになるところだけど、あまりにも派手な転び方だったので、周りの人たちも「大丈夫だろうか」と温かな雰囲気でおじさんを見守っ…

祖母のお弁当

「ばあばのお弁当はいや」と言われた、という話を聞いた。話によれば、その家ではふだん母親が弁当を作るのだが、それが出来ないときは祖母が作るのだという。そして、ほかの子たちのお弁当がキャラクターをかたどった華やかなのに対して、祖母が作った自分…

懸垂

腕立て伏せはつまらないが、懸垂は楽しい、というのが、痩せ男の戯言である。 理由は明白で、腕立て伏せは怠けるのが簡単だからである。わたしが腕立て伏せをすると、怠惰がすぐそばで待っている。そして、腕が悲鳴を上げれば、すぐにひざをつけばよいではな…

睨まれた

電車で狐のような目をした女に睨まれ、おぞ気がした。 女性のそばに居たくない。男性のそばにも居たくない。面倒に巻き込まれたくない。へんてこな騒音を聞かされたくない。でも他人が読んでいる新聞や本にはちょっと興味がある。それがわたしの本音である。…

電車の色

電車の色が違う、と泣きわめいている子どもがいた。その子は有楽町線・副都心線の電車が好きらしく、西武の、青色のラインが入った電車はお気に召さなかったらしい。ああ、自分もそうだったなあ、と思った。 小さいころ、「黄緑(山手線)がいい、緑はやだ」…

とにかく大きなもの、立派なものに憧れている子どもだった。男の子にはそういう時期が訪れるものなのかもしれない。子ども用の小さな傘が嫌で、60cmだの70㎝だの、とにかく大きな傘を買ってもらって喜ぶような子どもだった。なんとくだらない背伸び。小さな…

トイレノック

外出先でトイレに入ると、いきなりガチャガチャとやってくる人が結構いる。ノックをするという手段を知らないのか、はたまたよほど腸内の状況が切迫しているのか。 そもそも、いきなりガチャガチャっとやるのは、ホラー番組の再現VTRに出てくるオバケくら…

他人を思いやる自己中心的な人

自己中心的と言うと、何よりもまず自分のことを優先する人というイメージが強いけれども、他人を思いやる自己中と言うのも居て、こちらのほうが悲劇ではないかと思う。というのも、彼は彼なりに他人を思いやっているのに、それがまったく相手に届かないのだ…