もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

日光

 日光に行ったときのことを記録。紅葉を見ようと思いついた翌日から3連休が入っていた。ちょうど紅葉の時期でもあった。これは旅に行くしかないと思い、急いで予約。リバティという新しい特急があることを知った。これに乗らない手はない。列車の時間よりもだいぶ早く来てしまったので、そばを立ち食い、グミを買いこんだりして時間を潰した。いざ自分の座席に着くと、外国人が座っていた。おそらく相手が日本人だったら「なんだこいつ」と思ったかもしれないが、外国人だと「わざわざ日本に来たのだから」という気持ちが働いてなんとも思わなくなる。自分の思考はなんとも安直なものだ。東武日光駅で別れてから、こういう旅の出会いも面白いなと思った。

 今回の旅の目的はただただ景色を見る、いわば散策と休養であって観光では一切なかった。結果的に、歩き通しの旅になったが。以下、行った場所を列挙。

1日目

15時ごろ着。中禅寺湖華厳の滝。宿に入り9時ごろ就寝。

2日目

7時朝食、8時出発。快晴。中禅寺湖(インド料理屋?の廃墟が印象に残った)~竜頭の滝~小田城ヶ原(徒歩!遠すぎた)。バスで千手ヶ浜へ。徒歩で西ノ湖(地図で見た以上に遠い!)。これだけで夕方。帰り、夕暮れに染まる赤沼のバス停に一人ぽつんと立つ。さすがに心寂しい。宿に帰り、風呂、食事を済ませ、のだめカンタービレを読む。夜10時就寝。

3日目

7時朝食、8時出発。快晴。裏見の滝(ゆるやかな坂が続く。徒歩30分程度、おそらくバイクや車が最善。なぜか安良沢浄水場が記憶に残った。裏見の滝の先には慈観滝、初音滝などがある。こんど行ってみたい)。戻り、寂光の滝(戻るのが大変! 山らしい坂が続く。おそらくバイクや車が最善)。菓子屋に寄り、東照宮見物。名物のしそ巻き唐辛子を土産に買い、東武日光駅。揚げ饅頭を買い食い。バスを待つあいだ金谷ホテルベーカリーのカフェで時間を潰す(静かでとてもいい時間だった)。バスで霧降高原に出る(途中ペンションなどがあった。霧降の滝も見てみたい。高原より先の大笹牧場も行ってみたいものだ)。キスゲ平とはいうが季節外れで人はまったくいない。1445段の階段を上る(おそらく山道を普通に歩いた方がラクでは……)。すれ違ったのは3人(1人と、2人カップル1組)だけ(笑)。展望台の先は赤薙山の登山道に続いている。途中八平ヶ原へ分岐する回転扉があったが、その先は網で完全に封鎖されていた。

 総じて、心休まる、というよりは、歩き倒しの旅だった。観光らしいことをせず、ひたすら日光を歩き通す。帰りの電車では、駅弁を食べてうとうとしていた。不機嫌そうな女の子の隣で、勝手に温まるという駅弁を「プシュー」とやったときは、さすがにすこし気まずかった。