もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

フレーミング効果

 フレーミング効果。

例えば、600人いる島において、疫病が流行していたとする。
このままでは住民は全滅してしまう。
そこで住民たちは対策を考えた。
さて、あなたならどの対策を選ぶだろうか。
(現実的なツッコミはいったん置いてほしい)

 

問A.
(1)200人が救われる。
(2)3分の1の確率で600人が救われる。3分の2の確率で誰も救われない。

→ 72%が(1)を選択。28%が(2)を選択。


問B.
(1)400人が死亡する。
(2)3分の1の確率で誰も死亡しない。3分の2の確率で600人が死亡する。
→ 22%が(1)を選択。78%が(2)を選択。

 

 

AとB、どちらも言っていることは同じ。600人いる島では「200人が救われる」のと「400人が死亡する」は同じこと((2)も同様)。
にもかかわらず、表現の仕方の違いによって結果が変わってしまう。


前者では「救われる」に注目し、後者では「死亡する」に注目する。このようなフレーミングの違いが人びとの判断に影響を与えることを「フレーミング効果 (Framing Effect)と言うそうだ。

 

同じ”もの”や”こと”でも、見せ方によって人の印象は変わる。言い方を変えれば、わたしは見せ方の影響を受ける恐れがつねにある。考えようによっては恐いことだ。

 

今週と来週は3連休が続くけれど、3連休というものを「休みが一日増える」と表現するか、「仕事が一日減る」と表現するかで、人びとの印象は変わるだろうか。

 

 

もの知らずは、「フレーミング効果」を覚えた!(けどたぶんまたすぐに忘れる)

 

(出典をメモするのを忘れてしまった。よろしくないことだ)