もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

今日の夢

 祖母の家の屋根裏から外に逃げ出す夢。私は仕事でパソコンの初期設定かなにかをしているが、どうにもソフトのインストールができない。普通ならディスクを入れればスムーズに進むはずが、出来ない。それを責められた私は脱走を決意する。階段を上がり、二階の小部屋から屋根裏にあがって、隅の方をばりばりと剥がすと、外に出られた。しかしすぐに見つかってしまった。家に戻った私を、上司(現実とは違うが、そう認識している)が優しい笑顔で待っている。

 その家の居間で、女性が糸の球をひたすら回している。ハサミの切れ味が悪く、切れないのだと言う。私も試してみたが、せいぜい頑張っても繊維がバラバラになるだけで切れない。小さな棚をひっくり返して青い柄のハサミを見つけた。それで切ったら切れた。

 屋根裏に上がろうとするが、今度はさらにその上があるらしい。押し入れから短いはしごを探して、天井裏に掛ける。天井に掛かっているだけで地面についていないから上れるはずもないのだが、なんとか上る。その先は狭い空間で、神棚のようなものの先に天井裏の入り口があり、これが板で封じられている。私はそこに頭を突っ込んで、突き破る。家の外で、鎧をまとった子どもたちが騒いでいる。どうやらそういうイベントだったらしい。私は、この大掛かりなイベントは、この家を壊すようなものだから、二度とできない、と周りに宣言した。

 蔵にラップで包まれた肉がたくさんある。ここは歴史もののゲームの世界で、これは食材だと認識している。私はその一つを手に取り、フライパンを探す。棚は天井に備え付けてあり、高さ的に横からしか見えない。それらしきを手に取ったが、小さな取っ手の両手鍋だった。肉を焼くには蓋も欲しかったが、厨房からサーブするときにデザートに被せるような、ガラスの小さな蓋しかなかった。私は火をつけて、弱火にする。どこかから、今回のテーマはスープであると聞こえてきた。テーマと全然違うじゃないか、肉を焼くだけでいいのか、とも。何かを探して、意気揚々と厨房を後にした。

 制服をやめようか考えている。こんなものは所詮集団の迷信に過ぎないと上司が言う。作業時の室内の温度から言っても、それがいいのだ。そんな話をしているなかで、おばさま方が騒いでいる。そこに何かが落ちてきて、上司は怪我をした。目を腫らして、「ハサミが落ちてきた」と言う。刺さってはいないが危ないことだ、と思いながらも、上司が苦笑いしながらも仕事をしようとしているのを見ると、こんな(会社に対する)奉仕の精神は、私には持ち得ないものだな、とも思うのだった。

 ぼーっとしていると、向こうから大声で呼ばれた。マラソン大会が始まるという。走り出した私は、大学のゼッケンをつけて、トップからかなり遅れてスタートした。しかし、私は追いつけると確信しながら、目の前の選手たちをごぼう抜きにした。