もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

今日の夢

久しぶりに明晰夢に近い面白い夢だった。別の世界線の、2002年にタイムスリップする夢。

 

………………

 

 ファッションのコンテストか何かのあと。モデルの子とやりとり。「どう、すごいでしょ?」「まいったなぁ」みたいな内容だった。

 彼女の指に指輪をはめる。石ころほどの、とても大きなダイヤ。彼女の視点に移った(視聴していた、「ランウェイで笑って」の影響だろう)。

 そこで先生に会う。先生は丸い頭の両脇にうっすらと白髪を生やしていて、人に好まれそうなかわいらしい顔をしていた(起きてから思いだすと、その風貌は天皇の料理番秋山徳蔵さんだった)。詳細は忘れたが、何かが進みだしたという感覚と、また後で会おうと話したのは覚えている。

 食事をしている。ログハウスのテラス。裏にはテニスコート。この時代を2時に去ることを決め、誰にも見られない場所で静かに迎えようと思った。

 母や友人との最後の時間。私がいなくなったまま、この時間軸の未来は続いてゆくのだと思うと、涙が出た。私は彼らの未来を見届けることが出来ない。どうか幸せに過ごしてくれよ。

 場面が飛んで、気がつくと卓球をしている。体育館というよりはスペースぎりぎりの卓球場。中学時代の友人Oくんがラケットを貸してくれた。思い出しながらサーブをするがうまくない。そして相手がいない。少し寂しい思いをしつつも卓球場を去る。別れ際、友人に「ここに来られてよかった、ありがとう」と伝えた。

 時間が迫っているので急ぐ。やることをやりきろうと思った。そう言えば先生と話すのだった。研究室へ向かう。階段を2階3階とあがると、なぜか体育館の観客席に出て、体格のよい先生に呼び止められる。

 彼が言うには、5号館で云々とのこと。しかし自分にはそんな約束をした覚えがない。「しかしそれを説明しても言い訳ととられるだろうと思ったし、約束をした証拠はあるのか、とも怪しく思った(起きてから思うに、それは大学と病院をごちゃまぜにしたような場所だった)。

 そんなことを思いつつも、「5号館って、あの体育館の方の?」と聞く。

 2時を過ぎている。廊下にひしめく学生たちを避けながら廊下を進み、掲示板の前に来て先生にあとで訪ねるように言われていたのを思い出す。しかし訪ねるべき先生の名前も分からない。ちょうど近くにいた女の子に「禿げた頭の優しそうな先生の名前は分かりますか」と聞くと、ちょうどそこに先生が現れて気まずい思いをした。

 何らかのやりとりがあって、自分が2020年から来たことを話していなかったことに気がつく。先生は「意識が戻りつつあり、もとの意識と混ざりはじめているのかもしれない」と言った。近くの小さな部屋に入り、脳波を測るための準備をしている。小さなテーブルのうえに、家庭用の血圧測定機のようなものがある。私はその横に座った。「痛いのは嫌ですよ」と私が言うと、「痛い検査はないよ、たぶん必要がないからね」と言った。ああよかった、と思ったら目が覚めた。