ブログ初心者というのは何なのか、わたしにはよく分からない。もちろん利益を挙げることを目指すのであれば「ブログ上級者」となる必要があるし、その道を少しだけでも”教えてあげる”のが「上級者」の優しさというものだろう。だが、わたしは「上級者」ではないし、今週のお題は「ブログのアクセス数を増やす方法」とか「ブログでカネを稼ぐ方法」ではない。あくまで初心者に贈る言葉だ。
ではこの「上級者」でもないわたしはなんなのかと言ったら、風呂上がりにお湯を飲みながらイスの上にあぐらをかき、ひざかけをかけて足を温めているボンクラでしかない。末端が冷える。
そんなのが、なにを贈れるだろうかと考えたら、「こういうヘンテコなやつも巡回しているのだ」ということを告知することしかできないという結論に至った。わたしは、アクセス数が多いようなブログよりは、アクセス数に関係なく、人となりが知れる文章が読みたい。その人の考えや思いがあるということ。ためになる情報を読んだりもするけれど、それでも基本は日記だと思っている。
けれどもこう考える人はあまり多くないと思う。やはり多くの人が潜在的に求めている、隠されたニーズというものがあるのだろう。そしてそこを絶妙に掘り当てる人間が、善悪はともあれ話題を呼ぶ(もっとも、これは、”隠されたニーズ”という言葉が強すぎてなにも言っていないに等しい)。
わたしはそれがなんだか嫌だ。わたしは、どんなに下らなくても自分のやりたいことをやる。アクセス数が0でもやる。基本が日記というのはそういう意味もある。心の底からそう思っているからこそ、アクセス数が0でない現状は驚きと感謝を示さずにはいられない。最初は「自分の再三のアクセスがカウントされているだけなのでは」と疑ったりもしたが、やはりだれかが1秒でもアクセスしてくれていることは間違いがないらしい。
こういう態度でやっている人間もいるので、アクセス数など気にせず(本来気にすべきかもしれないが)、ぜひブログをはじめて見てほしいと思う。