もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

鼻うがいを始めてみたのでメモ

 ※個人的なメモです

 頭重感(ずおもかん)対策の一環として、鼻うがいを始めてみた。どうも鼻の奥から重たい感じがしていたので、気持ち的に楽になるだろうと思ってやってみたところ、なかなかいい感じだった。0.9%の食塩を混ぜたぬるま湯を使ったところ、痛みもまったくなかった。

 ただ、鼻うがいのの効果とリスクについては、ネットで耳鼻科のサイトを調べたところ、賛否両論見受けられる。印象としては推奨が多数、非推奨がかなり少数というところ。

 鼻うがいをする場合の注意点としては、(1)使用する水と容器は清潔なものを使用すること、(2)鼻うがい後は鼻を強くかまないこと、(3)鼻うがいをやりすぎないこと、あたりだろうか。

 とくに(1)水と容器に関しては、「水道水を使っていいのか?」という点でネットでも様々な情報があって困った。とくに「死に至る危険があるんです! なので専用の商品を買ったほうがいいです!」と、不安をあおる商売のにおいがプンプンするような記事も見受けられるのにはため息が出る(個人の感想です)。

 話がそれた。で、そうした脅迫的健康商法のいう「死に至る危険」とは何かというと、塩素消毒済みの水道水で鼻うがいをした人がアメーバによる脳炎を引き起こして亡くなった事例が、米国で2件報告されているというもの (PMID: 22919000)*1。こうしたことを受けてFDAアメリカ食品医薬品局)も消費者向けに蒸留水、滅菌水、いちど煮沸した水を使用することを薦めている*2

 こうした情報を見たうえで、あくまでも私個人の判断だけれども、水道水中にこのアメーバが混入しているリスクはごくわずかではあるけれども、リスクとして認識はしておく必要はあるのだろうと思う。万全を期すなら、上記のように処理をした水を使用すべきだろう。ただ私は、水道水のノズルの清潔、そして容器の清潔のほうに気をつけたい。

 で、さらに言うのなら、鼻うがいのリスクとベネフィットについてはさまざまな文献があるようなので、だれかが紹介してくれたらいいなーと思っている。これは検索結果があやふやな情報ばかりだったのでやむなく無能な自分がググった痕跡です。

*1:ほか、滅菌されていない水での鼻うがい、また鼻うがいではないものの水道水によるとみられる原発性アメーバ性髄膜脳炎で死亡したケースは複数あるようだ。詳しい話は詳しい人に教えて頂きたい……。

*2:Is Rinsing Your Sinuses With Neti Pots Safe? | FDA