もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

ららら♪クラシック

21世紀のピアニストということで、いろいろなピアニストの方々が紹介されていました。

説明のために、便宜的にいくつかのタイプに分けて紹介していました(明確なカテゴリーではない)。

1.圧倒的技巧グループ
技巧の極限を目指し、観衆を感動させる。ヴィルトゥオーゾ的な演奏家
古くはフランツ・リスト、現代ではデニス・マツーエフ、ピエール・ロラン・エマールなど。

2.知的洞察グループ
楽譜などに対する徹底的な洞察、研究によって新しい世界を生み出す。歴史家顔負けの歴史家であり、かつ個性的な演奏家
例えば、アンドラーシュ・シフ
→「バッハの音楽は、モノクロではなく色彩に満ちている」 ・・・色彩を感じてみたい!

3.独走的独創グループ
伝統にとらわれない独創的な演奏家。独自の解釈によって新しい世界を生み出す。
例えば、ラン・ラン、ファジル・サイ

そのほか、「コンクールの覇者」としてユリアンナ・アヴデーエワ、ダニール・トリフォノフ、巨匠としてマウリツィオ・ポリーニが取り上げられていました。

ぼくは適当に聴いているだけ(本当に好きな人に申し訳ないぐらい適当!)なので考えたことはないですが、男性的・女性的とか、論理的・感性的と思うことはある気がします。正確で機械的だけどそれがいいということもあれば、感性的すぎてついていけないということもあるかもしれませんね。

「聴き方はいろいろ、それに応える多様性が現代にはあるのだから、お好きに聴けばよい」という感じのことを言われていたのですが、それが印象に残った回でした。