もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

Wordショートカットキー(メモ)

よく使う機能をショートカットキー登録しました。 他に便利なのがないか調べてみたい。

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今日の夢

病院

病院、病室の前にいる。
部屋から先生たちが数人出てきて、向こう側へ歩いてゆく。

私が病室を覗きこむと、その患者がじたばたしている。
ナースコールが鳴り響き、部屋の前の赤いランプが点滅する。

わたしは「これでいいのか」と思い、たまたま通りがかった先生に聞く。
それを聞いた中年の先生はとっさに部屋に飛び込んでゆく。

病院の廊下を歩いていたつもりが、いつの間にか廊下に教室がある。
紫色の学ランを来た学生がたくさんいて、誰かとぶつかる。
「なんだぁ」と言ってきたのは同窓生のO君。
「君はそんな柄じゃないだろ」となだめすかす。
周りには背の高いH君などが居る。

電話が鳴る

自宅(?)に居て、電話が鳴る。

電話の声は知らないおばさんで、問いただすとどこぞの病院のスタッフで、経過観察を聞いて回っているという。
こちらは「ははあ、大したもんですね」などと言うのだけど、「そうですねぇ」というばかりで的を得ない。なんだかおかしい、機械ではないか、と思った。

旅館跡

森のなか、廃墟となった旅館跡を見上げている。
4、5階くらいの建物で、上のほうはむき出しの鉄骨に支えられて突き出ている。
「はあ、これが人の営みか」

などと思っていると、脇に狭い小道を見つける。
誰かに追われている感覚に襲われながら小道を進むと、岩で隠された扉を見つける。
体をかがめて入ると、旅館の入口らしい。
けれどなにかを思って引き返す。

池のなか

池のなかに、小人になって居る。

その池はテントウムシを黄色に塗りつぶしたような巨大な虫たち(彼らは原寸大のまま)が泳いでいて、この虫たちは人間に有害だから触れてはならないらしい。
しかしその虫のなかには突然変異したものが居て、彼らは他の虫たちを追い払う特殊な気体を出すことが出来る。
わたしたちはその種を見つけて飛び乗ろうと考える。
その種の特徴は、その気体を出すおしりが濃い黄色をしていること。

「いた!」と思ったら目が覚めた。

尊厳死:エルアナ・エングラーロさん

 もの知らずながら書きたいと思います。

 

 2009年2月9日、17年間植物状態にあったエルアーナ・エングラーロ (Eluana Englaro) という女性が息を引き取りました。

 1992年1月、雪の降る夜。パーティーの帰りだったエルアーナ(当時21歳)は交通事故で植物状態になります。

 父親ベッピオ・エングラーロは、娘の延命措置を停止するよう訴え続けてきました。回復の見込みの一切ない植物状態のままで生かされることを、娘は決して望んでいないと。

 10年近くの裁判のすえ、最高裁判所は娘の延命措置の停止を認める判決を認めました。しかしイタリアと言えばカトリックのおひざ元。自殺はもちろん尊厳死安楽死にも否定的な考え方が根強くあったことから、国を二分する議論になりました。

 例えば当時の首相ベルルスコーニ。保守層に基盤を持つ彼は、エルアーナの延命措置の停止に反対しました。最高裁の判決が出てからもエルアーナへの措置を阻止するよう働きかけていたそうです。それに対して当時のナポリターノ大統領は左派、裁判所の見解を無視するようなことはできないと言って署名を拒否するなど、政治的な対立もちらほら……。ヴァチカンも当然反対、詳しくは私には分かりませんが少なくとも舌鋒鋭く非難しています。

 2009年1月には、ウディネという街の病院が受け入れを表明、2月に搬送されますが、ここでも抗議や妨害が見られたそうです。
 そして2月9日19時35分(UTC+1)、エルアーナは息を引き取りました。

 エルアーナの死後、尊厳死に反対していた議員、カトリック教会、一部の世論は「エルアーナは殺された」「父親が殺した」などと厳しく非難しました。

 事実、エルアーナの父親ベッピオ・エングラーロと主治医は殺人罪として訴えられますが、検死によりエルアーナの脳損傷が不可逆的(回復する見込みがない)であることが確認されたため、無罪となりました。

 

 意識の無い我が子の延命措置を停止しようと決意した、ご両親の思いはどうだったか。そしてその決意のために10年以上裁判で戦い続ける覚悟はどれほどだったか。

 いろいろ考えてしまいます。

 そしてまた、世論、政治、教会、いろいろな人たちの対立を超えて、大論争を超えて、いま尊厳死法が施行されているイタリア。

 

 日本ではどうなのだろう、と考えてしまいました。

 

 「阿吽の呼吸」で安楽死が行われ、裁判所が見解を示したものの法整備はいまだ整っていない日本。
 医師は殺人罪で起訴されかねません。

 

 ドラマでも、コードブルーでDNR(蘇生措置拒否)オーダーの話が出ていたのを思い出します。

 DNRオーダーを遺族らに確認しないまま生命維持措置を停止したとして、戸田恵梨香さんが訴えられてしまいます。

 それで、「DNRは、翼くんを死なせるっていう書類なんです。なのにそんな書類にサインさせろって言うんですか。平気でそんなものにサインをさせる医者は、狂っていると私は思います!(うろ覚え)」みたいなことを言ってました。

 弁護士役の主張だと、DNRの同意書は病院の責任回避のための書類に過ぎない気もしてくるのですよね。なんだか、「その人がどのような終末を望むのか」という中味がすっぽ抜けている印象を強く受けました。

 当時そんなことは感じていたのですが、とくに問題意識も持たずすっぽかしてきました。それが、先日読んだ本でエルアナ・エングラーロさんの件が出ているのを見て、久しぶりにこんなことを思い出しました。

 でも、尊厳死に関しては、思ったより、話は進んでいないのかなぁ……と、ちょっと悲しくなりました。ちょっと調べてみたいですね。

参考

フリーゲーム「紅く追憶の水葬」をプレイしました

 kotonoha* さんの「紅く追憶の水葬」をクリアしました。ゲームやってばっかりですね(笑)

 面白かったです。ミステリーではあるのですが、プレイヤーが行き詰らないように配慮されているので、ほとんど読み物として楽しむことが出来ます。ただ、流血表現があるので、そこだけは注意が必要ですね。とはいえ、そこまでグロテスクではないと私は感じました。

 

 何らかのトラウマを抱えた、記憶喪失の主人公。血の滴る夢から物語は始まります。目が覚め、病床にいた主人公のまえに、静莉(しずり)と名乗る女の子が現れ、オセロと言う名前を与えられます。しかも自分の屋敷で面倒を見てやると言うんです(うらやましい!)。

 血の渇望という、一見異常な性癖を持つオセロ。静莉の誕生日パーティーで仕掛けられた「デザート」をあっさり看破するあたり、只者ではないようです。そんななか、パーティー後に殺人事件が起きてしまいます。

 そして犯人は誰なのか。オセロは何者なのか。なぜ記憶喪失になったのか。

 

 冒頭にも書いたとおり、とてもやりやすかったですね。私は考えながら読みましたが、選択肢が少ないうえにそれぞれ総当たりで進めるので、考えずにプレイすることも出来るようになっています。

 シナリオも面白くて、まさかそんな能力が、と思わせておいて、推理自体は相手の言葉尻や行動の矛盾から突き詰めてゆくだけ、王道なんです。屋敷といい、自白する犯人といい。「ノックスの十戒を提示しておいて、超能力かー!?」と思いきや、それらをきちんと守っているのですよね。 

 ただ、一部の心理的な選択肢(ネタバレなのでどことは言いませんが)は推論できませんでした。正答を選べたのは「この作者はこんな単純な選択肢を選ばせないだろう」という、心理的なメタ推理(読み解くうえでは反則です)でした。それに関してはあとでかなり親切に語られていて、それからはすごく簡単になりました。とはいえ、この選択肢が無いとあまりに簡単すぎてしまいますね。難易度のさじ加減がうまいなぁと思いました。

 物語の内容も面白かったのですが、これはネタバレになってしまうので言えませんね。一番気になるのはやはり、万象の真意はいかに……というところでしょうか。

 絵も綺麗、音楽も明るいものから不気味(笑)なものまで見事にマッチしていて、とても楽しくプレイできました。

 

 私としては、すごくおすすめです。楽しめました。

フリーゲーム「ゲームで裁判員! スイートホーム炎上事件」をプレイしました

大阪弁護士会教育委員会 さんの「ゲームで裁判員! スイートホーム炎上事件」をクリアしました。

 制作者をみてのとおり、裁判員裁判のイメージをつかんでもらおうという趣旨で作られたゲームのようですが、キャラクターのビジュアル、ボケ要素も満点、ゲームとしてもとても面白く作られていました。

 ゲーム内容としては単純で、住宅に放火した事件の裁判に、プレイヤーが裁判員として参加するというもの。有罪も無罪もあなた次第!って、実際そんなだったら怖すぎますが、そういうゲームです。

 エンディングが複数あって、これを全部出すのに苦労しました。最初に出たのは「無罪・信頼エンド」。おそらく無罪寄りで、正しい選択肢、あるいは証拠を選択したことで出るのでしょうか?

 最後までなかなか出なかったのは全員一致有罪ENDで、評議終了寸前まで全員有罪なのに、最後の最後で緑橋だけが無罪になってしまって。攻略を見てなんとかなりましたが。

 やった感想としては、「真実はたった一つ」ではなくて、同じものをどう見るかで変わるんだなーと。それも、単一の真実があるというよりは、シナリオに応じて違う真実を臭わせる感じに作られていますね。現実の裁判はそんなに単純なものではないんだぞ、というメッセージを感じました。

 それでもあえて「真実」について勘ぐるなら、全員無罪ENDでは犯行を臭わせる一方で、全員有罪ENDでは復讐を臭わせるけれど冤罪を臭わせてはいない、ということで、有罪寄りなのではないか……? という想像はしました。無罪にするリスク、有罪にするリスクを考えたら、犯人を野放しにするリスクに対立するのは、やはり冤罪ではないかと。明らかに深読みしすぎですけどね。

 りんご料理の話、秋P先生のめんたいサラダ、小ネタの多さも笑えました。面白かったー。