もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

今日の夢

 温泉かなにかからの帰り。体育館のような通路を通り、建物のなかに入る。ひどくゆるやかにかけられたハシゴがあり、四つん這いになって上ってゆく。すこし上った先にあるその終端はさほど高くない建物の天井に設けられた窓に繋がっており、わたしはその天窓を開けようとする。取っ手をひねって開けようとするが、なかなか開かない。後ろから誰かがやってくる。

 どこかの大学のキャンパス。石畳が敷きつめられた街路になっていて見通しがいい。はるか遠くに大学の高層ビルが見える。左側は直角に折れ曲がって向こう側に急な下り坂、右側遠くにそのキャンパスがある。後ろにはスタジアムともいうべき体育館。そうやって周辺を見ていると、ドレスを着た人が馬車に乗ってやってくる。演奏隊を引き連れている。どうやら皇室のご令嬢がお帰りになるらしい。と、目の前のテントでつやつやしたマッチョな男たちが踊っている。そのうちの一人は学生の担任の教師だった。

 地球儀の目線。地球のどこかに、世界中の船の航路を二分する島があるという。おそらく無人であろうその島は、東を突き刺す矢じりのようなかたちをしており、あらゆる船はその島を目印にして、船は北半球に、あるいは南半球に進路を変えるのだということをわたしは知っている。北方四島からやってきた船が、南へと進路を変えていった。

 工事中のバリケードに挟まれた細道があり、柿の木がある。その奥に3階コンクリート造りの建物。テレビによくでてくる若手の社会学者が居り、話を聞いている。株式会社設立の経緯や著書(現実では一切読んでいない)について尋ねるが、「どういう意味?」と聞き返されてドキッとする。「ほら、なかなか居ないじゃないですか」とお茶を濁すと、納得してもらえたのか、「ああ、そういうこと」と言った。