「孤」について調べてみた。知らなかった語彙、意味を間違えて理解していた語彙、興味のある語彙を載せる。
孤陋(ころう)
世間から孤立していて,視野が狭いこと。 「独学-といへど/胆大小心録」
孤老(ころう)
一人暮らしの老人。孤独な老人。
孤尊(こそん)
( 名 ) スル 一つだけでおそごかに聳えること。 「常陸の筑波山…関東平原に巍然と-する/日本風景論 重昂」
孤忠(こちゅう)
他に味方のいない,たった一人だけの忠義。 「 -を全うし/金色夜叉 紅葉」
孤注(こちゅう)
〔「宋史寇準伝」による。「孤」は一つ・一度,「注」は投げ出して賭けること〕 ① 博打ばくちで,最後の所持金を全部はたいて,勝負を一挙に決すること。 ② 命運をかけて物事を試みること。
孤笈(こきゅう)
一人で笈おいを負って遠く学びに行くこと。遊学すること。 「 -万里僅に此土に遊学するに過ぎず/佳人之奇遇 散士」
孤弱(こじゃく)
[名・形動]幼くて身寄りがないこと。また、そのさまや、その人。「彼らの―を憐れんで」〈中島敦・山月記〉
孤介(こかい)
偏屈で、世人と調和しないこと。狷介(けんかい)。
孤憤(こふん)
自分一人で世間のありさまを憤ること。「満腔の―を漏らした」〈蘆花・思出の記〉
孤灯・孤燈(ことう)
暗い中に一つだけともっている灯火。 「以上は主人が当夜煢々たる-の下で沈思熟慮した時の心的作用を有の儘に描き出したものである/吾輩は猫である 漱石」
孤立主義(こりつしゅぎ)
米国の伝統的な外交政策の原則のひとつ。ワシントンの告別演説,モンロー主義などに典型的にみられるように,ヨーロッパ諸国との同盟拒否・相互不干渉および国際機構への不参加を主張する。
孤城落日(こじょうらくじつ)
〔王維「送韋評事詩」〕 孤立無援の城と,沈みゆく夕日。滅びゆくものの頼りなさにたとえる。
孤掌(こしょう)鳴らし難し
《片方の手のひらだけでは、手を打ち鳴らせないところから》人間は一人だけでは生きられないこと、事をなしとげられないことのたとえ。孤掌鳴らず。
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