もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

ステーキ

 都会人を気取って、新宿の中央公園あたりをぼけーっと歩いていたら、タッタッタッターと群衆の足音が聞こえて、なんだろうと顔を上げたその口にステーキを押し込まれるイメージです。そこでわたしは自分が田舎者であったのだと思い出すイメージです。まだ行ったことはないです。

祖母のお弁当

 「ばあばのお弁当はいや」と言われた、という話を聞いた。話によれば、その家ではふだん母親が弁当を作るのだが、それが出来ないときは祖母が作るのだという。そして、ほかの子たちのお弁当がキャラクターをかたどった華やかなのに対して、祖母が作った自分のお弁当はさみしいから嫌だ、ということらしい。

 物事を見た目だけで捉えてしまうのだ。キャラ弁にだって、思いやりの詰まったお弁当もあれば、親の自己満足的な趣味に過ぎないものもあるかもしれない。他方、質素な弁当にしても、季節感や食べやすさを考えながらつくったものもあれば、腹を満たすことさえ出来ればいいだろうと、その程度の思いやりしか込められていないお弁当もあるだろう。けれども、その子にはそういうことは見えていない。”キャラ弁”であれふつうのお弁当であれ、そのお弁当に想像力を向けてみれば、いろいろなものが見えてくる。そのように育ってほしいと、見知らぬ他人の子にわたしは願うのである。

 もちろん、毎日のように弁当を作る母親にとって、毎日のようにそのような思いを込め続けるというのは尋常なことではない。ただ、「ばあば」がつくったそのお弁当は、間違いなく孫に対する思いやりに満ちた弁当である。見た目や美味しさというものは、分かりやすいけれども、それがすべてではない。一目見て美しいと思い、醜いと思う。一口食べて、うまいと思い、まずいと思う。けれども、さらに心で味わうというのも大切なことだとわたしは思う。

 心で味わうには、心が穏やかであることがまず欠かせない。そうでなければ、命を頂くだとか、作り手の心遣いなど面倒くさい考えて食べる余裕は無いだろう。同じように、物事を見ても心が穏やかでなければ、見やすいものだけを見て、感じやすいものを感じるだけになってしまう。そういう心の動きは、人が理性と呼ぶものにも強く影響を与えて、物事の因果関係を安直に結びつけてしまったりもする。即断即決、なんともせせこましい人たちではないかと思うのである。わたし自身、そうならないように自戒するためにこれを書いたのだ。

 お弁当の話からだいぶそれてしまったけれども、こういうこともあって、わたしは、心で味わうということ、また子どもはまずその心をはぐくむことが、すくなくとも幼少のころには肝心のことだと考えている。

今日の夢

 寝ているあいだ、ずっと夢を見ていた気がする。あまりにも印象的だったので久しぶりに記録する。

1

 動物園と遊園地とショッピングモールが一体になったテーマパーク。自分は動物園内のショッピングモール広場の案内板の前に居る。前方は二股に分かれていて、左側はエスカレーターで広場の上階と繋がっている。右側は外に繋がっていて遊園地ゾーンに出る。

 自分は左側へ進み、エスカレーターに乗って上階へと進む。ところがある階で行き止まりになっている。しかしエスカレーターは止まらないのでどうしようかと思った。ついに行き止まりに当たり、両方の壁に手足をけんめいに伸ばして張り付く。そこでよく見てみると、行き止まりのところがビニルのカーテンになっていることに気がついた。あわててカーテンをくぐり抜けると、観葉植物ショップに着いた。ジグザグのプロムナードを抜けるとエスカレーターがある。さらに上へ行くと、屋上だった。

2

 なぜか自宅にいる。しかしトイレが壊れていて使えない。仕方なしに隣の家のトイレを借りようとすると、ドアが開いている。勝手に入り、トイレを借りる(当然、普段ならこのようには考えないだろう)。安心していると、家の人が帰ってきてしまった。隠れる場所は無いものかと周囲を探すと、小さな扉がある。「これだ」と思って開けようとするのだけど、便器にぶつかって開かない。なんでこんな設計を、と思った。そして次男がトイレに入ろうと言いだすのを聞いて、とうとう観念してトイレを出た。目の前にいた次男はなぜかそれほど驚かず、僕も「久しぶりだ、大きくなったねぇ」と次男や三男に声をかけて会話をした。なぜか夫妻も不自然に思っている様子はなく、雑談(内容は忘れた)をして部屋を出た。外は夜になっており、それからここがさきほどの屋上だということに気がつく。3軒の建物が軒を連ねていて、奥は無関係の部屋、中央は「隣人」の家、そして手前には同僚一家の家がある。明かりのついた小さな窓に、すだれがかかっている。

3

 最初(1)の案内板に戻ってくると、若い男性に「まだあるよ」と言われる。案内板をよく見ると、チェックポイントを通過して回るらしい。案内板の裏側に回ってみると、そこにもポイントがあった。

 ショッピングモールゾーン、アーケードの前に居る。壁だけでなく、かまぼこ型の天井までガラスで出来ている。入り口の門には半円状のガラス板が張ってあり、金属の線で装飾が施されている。門をくぐると、いきなり全身に怖気が走った*1。そこは壁も何もない行き止まり。自分が足を踏み出そうとした先は虚空であり、そこから数十階分下に地面が見える。周囲を見回すと、右側にガラスで出来た三角らせん状の階段があり、そのらせんの一角一角に店が入っている。

 遊園地ゾーンに居る。ある時間に通過する、遊園地ゾーンを一周する列車になにかあった気がするのだけど、忘れた。

4

 仕事場(コントなどで出てくる、一般化された”職場(オフィス)”)に居る。ひどく閑散としていて、正午ごろに仕事が終わってしまう。明日は二名ほどしか出勤しないらしい。次の夢につながるのだけど、そこまで忘れた。

 場所は不明、時間は夕方。家路に着く。なぜか何のためらいもなく小学校の門をくぐる。気がつくと隣に先輩がいる。校庭を横切り、学校から出てくる小学生たちを見送りながらなにかを話す。前方左側に登り棒があり、夕焼けの日ざしが影を作っているのを見て、「きれいだな」と思った*2。先輩と別れ、高速道路の下を一人で歩く。駅前の広場(と認識しているだけで、現実の地形とはまったく違う)に出る。ロータリーの歩道側に大きなラーメン屋があり、ロータリーの半分ほどが巨大なカウンターになっている。とんこつラーメンが1杯360円であるらしい。ラーメンを注文したらすぐに出てきた。なぜか目の前の調味料置きのところに具材まで置いてある。

*1:夢のなかで、自分が”そう感じた”というのは珍しい。

*2:1を参照

2017視聴アニメ

 見ているアニメ、見ていたアニメを列挙してみる。自分で列挙してみて、子どもっぽいというか、中二病的ジャンルに偏っているという感じがした。

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