もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

今日の夢

A

自宅のベランダ

 自宅のマンションと認識しているが、実際よりも横に広い建物。家出しようと考え、ベランダに出る。小雨が降りしきるなか、ベランダの手すりを越えて格子状になった部分につかまりながら下の階に飛び込む。1階まで来ると、その下は畑になっていて、そこまでは3階ほどの高さがある。壁は一面コンクリートでつかまりようもない。さらに、横に伝うにしても近い方の終端の先は不気味な竹やぶになっている。仕方なしに遠い方の端を目指して駐車場に出ようと考える。誰かに見られないように願いながら、手すりにつかまり、ベランダの外側にあるわずかなでっぱりに足をかけて歩いてゆく。

駐車場から謎の住居

 誰にも見つからずに駐車場にでた。駐車場の奥に進むと、見慣れない建物がある。灰色の波打ったトタン板を張りつけたような、安っぽい建造物。しかし建物は意外にも大きい。引き戸に手をかけると、男性が出てくる。わたしは「こんにちは」とあいさつをし、男性は黙ったまま外へ出てゆく。なかは砂利が敷き詰められており、屋内駐車場と言う感じだ。しかし車の出口がない。ともあれどうしようかと迷っていると、外周にらせん状にのぼる坂があることに気がつく。車が上に行くための道かもしれない。その坂道を上り、2階3階と上に上がってゆくと、通路が広くなってちょっとした広場のようになっている。

 その広場は住宅というには物が足りないし、展望室というには生活感がありすぎた。外周は一面に窓の取り付けられていて、そこにはひもで固定された双眼鏡が置いてある。双眼鏡をのぞくと、ほかの建物の屋上程度には高いから、いつの間にか7階くらいまでのぼったのか、とおどろく。室内に目を向けると、そこにはテレビのような箱型の物体があり、ビデオなどを入れる背の低いラックがあり、じゅうたんが敷かれたところには食卓と思しきテーブルとイスがある。じゅうたんの上にピアニストのK氏が座っていて、箱型の物体で遊ぶ乳児を微笑ましそうにながめていた。K氏に「ここはあなたの家ですか」と尋ねると、「いいえ、ここは誰が使っても良い場所なんです」という。この住居のような空間を誰でも使っていいというのは、不思議なことだと思った。

B

 以下、印象が薄かったのでやや断片的。

公園

 夕方。日が沈みかけ、空は美しい紫色になっている。蛇行する細い道を両親、父方の祖母と歩く。両親が先を歩き、わたしは祖母と歩く。祖母は歩きながら、わたしに父との思い出を語ってくれた(だが内容はまったく覚えていない)。こんなことは今までまったくなかったけれど、なぜか驚きも何も感じず、自然に会話をしていた。黒いアーチが門のように立っている。季節が来たら、バラがこのアーチを飾るのかもしれない。

 鉄道で多摩地方に出かけた気がするけれど、委細失念。

商店

 うろ覚えなので間違えている可能性がある。

 あるお店で買い物をしている。100円ショップ的な施設だけど、わたしは手芸用品を見ている(男である)。あまりに品ぞろえが豊富すぎると感じる。すると買い物をしていた母が家に忘れ物をしたという。わたしは「ここから遠くはない、わたしが取りに行こう」と言った。外に出るとおだやかな丘はどこまでも畑が続いていて、ところどころで広い道路が十字に交差している。ログ風の建物があり、そこがレストランであると知っている。天気がいい、マクドナルドでも寄っていくか、と思った。