もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

アニメ感想

今期見ているアニメについて、個人的な感想、印象をメモ。異世界ものが多いので、どう差別化しているのかな、と気になっている今日この頃。

異世界おじさん

 異世界もののバリエーション。今のところは異世界の能力を使った現実の物語。超越した能力を手にしながら平凡な日常を望んで過ごすところは異世界ものっぽい。異世界ものというと社畜・廃人設定が多い気がするけど、おじさんはただのセガマニア? 現実の物語と異世界の物語が並行して進む。恋愛フラグをことごとく踏み倒す。

異世界迷宮でハーレムを

 異世界に来た驚きがない。異世界ものでたまに思うけど、異常とも言える適応能力の高さが気になる。ゲームとはいえ感覚があれば殺傷にはかなり抵抗を覚えそうだけど……。そういう世界観? また、そういう路線に特化しているのか、特化していると見せかけて別タイプの作品なのかが気になる。

うたわれるもの 二人の白皇

 シリーズ通して視聴している。先日はココポの出番が多かったので嬉しい。好きなキャラがたくさんいる。

オーバーロード

 シリーズ通して視聴しているが、正直ストーリーの全容を理解しきれていない。超越者だけでなく、下等生物サイドでもいろいろな人物にフォーカスが当たって面白くなってきた。

シャインポスト

 「輝かない」で落胆するのだけど、そうではなかった。嘘を見抜く能力を駆使して成功してきたのだとすれば、必ず大衆に迎合するものを作れるという点で、パリピ孔明の唐澤のようなものかなと思った。それは物語上では自明とされているけれど、実は非現実的なことで、それが出来れば誰も苦労はしない。というわけで、他にも秘密があるんじゃないか、と期待している。

転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~

 異世界ものを見るときは、何がどうなって卓越した能力を手にしたかを気にしているのだが、本作ではバッサリ(少なくとも3話時点では)。低血圧ぶりがどこまで貫かれているのかが楽しみ。

「おやじの味」

 料理というのも、人となりが出るのではないだろうか……と、父の作った肉野菜炒めを見て一人納得している。もやしは火が通りすぎてクタクタになり、豚肉も火が通りすぎて弾力を失い、もやしの水分でベチョベチョになっている。

 原因ははっきりしていて、もやしのことも豚肉のことも見ていないのだ。中華鍋を振るう自分の姿に満悦しているあいだに、もやしと豚肉の旨味は確実に失われてゆく。このことが父の独善的な部分――いかにも女性が「男ってこれだから」とため息交じりに言いそうな部分だ――をよく表している。相手の望むことをしようとするのではなくて、自分のしたいことを相手にすれば喜ぶであろうという彼流の「思いやり」と、食材のことを全く顧みないところが、自分本位という一点で重なる。

 けれど私はこのことを悪いことだと言いたいのではなくて、いかにも父らしいなと思って、少し微笑ましくさえ思う。水分の抜けきったもやしを噛みしめながら「うまいっ」と自画自賛したかと思えば、「うまい?」と自信なさげに聞いてくるところも、父らしい。

 では母親のほうは細やかな料理を作るのかというと、これもそうでもない。けれど煮物が抜群にうまい。市販のめんつゆやみりんをぶち込むだけなのだが、なぜかうまい。いや、幼いころから食べてきたのだから、うまいと思うのも当然か。

 よく「おふくろの味」なんて言い方をするけれど、それに比べると私の「おやじの味」は、思い出にこそなれども、うまいものではない。ただ、「お前はカレーよりシチューがいいんだろう」と、真夏のクソ暑いのにシチューを出してきたり、一か月の半分以上が野菜炒めだったり(中華鍋が好きなのだ)したこともあるような、自分勝手さと不器用さと思いやりが、私にとっては「これぞ”おやじの味”だなあ」と苦笑いしてしまうところではある。

F. Chopin, Barcarolle in F-sharp major, Op. 60.

 ショパン舟歌(作品60)を打ち込んだ。ピアノの表現を求め続けたショパンの、一つの到達点だと思う。これまた人気の高い作品で優れた演奏も多いのに、なぜわざわざ打ち込んだのかと聞かれれば、やっぱりこの曲が好きだからということに尽きる。

 この曲もまた、一見親しみやすくて間口は広いのだけど、いざ足を踏み入れるとどんどん奥深くに迷い込んでしまうような、底知れない魅力を持った作品。

 以下、制作メモの野暮ノート。例によってすべては私の思い込みで、根拠はない。

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マイナポイント2回目申込完了

 マイナポイント(総務省)。いやいやいや、こんな難しいの、出来ない人続出するのでは? という感想。かくいう私が何度も壁にぶち当たったのです(苦笑)

 今回カードリーダーを使ってパソコンから申請した。一番引っかかったのはマイキーID作成・登録準備ソフトのインストールが止まってしまう問題。同様の現象で躓いた方は多いらしく、解決法を紹介しているサイトも多数あった*1。結局、環境変数をいじって解決したけれども、パソコンから申請するすべてのユーザーにこんな手順を踏ませるのは酷だなあと思った。

 今回ポイント申請の条件となるマイナンバーの健康保険証利用申し込みは、かなり早い段階で済ませていた。あるとき健康保険課への用事ついでに聞いてみたら、ちょうどその日から申請をサポートする窓口を開くそうだった。それで申請作業用に用意された会議室に案内されて、新人と思われる若い男の子とベテランと思われるご婦人と私と3人きりで、マイナポータルから登録した。役所の人も手探りだったくらいだから、なかなか早かったろうと少し自慢げに思うけれど、(今でも)肝心の病院側がほとんど対応していないので無用の長物なのだった。

 公金受取口座のほうは登録していなかったので今回登録。私のスマートフォンはマイナポータルアプリに対応していないので、以前はマイナポイント手続スポット(郵便局とかに設置されている登録端末)からやったのだけど、そのとき面倒すぎて変な汗をかきまくったので、今回は手持ちのカードリーダーを使ってパソコンから申請した。

 ポイントを得る条件がそろったのでマイナポイント申請作業を夜9時ごろに始めたところ、まさかの順番待ち。8分ほどして順番が回ってきたと思ったら、前述のマイキーID作成・登録準備ソフトの問題。最初は待っていればいつか終わるだろうと思っていたけど、いつまでたっても終わらない。調べたら同様の現象で行き詰った人が大勢いるようだった。ポイントの申請だけでこれだけの壁を乗り越えたのだと思うと、なかなか厳しい道のりだったなあと思わざるを得ない。

 (追記)後日dポイントで受け取ることができた。両方で15000ポイント。

*1:私のブログで解決しようという人はいないと思うので手順は載せないけれど、私はPC版のマイキーID作成・登録準備ソフトでインストールエラーの解決策 | これ知っておけばOK!(簡単にすぐ分かる!)を参照した。分かりやすかった。

蜘蛛や昆虫との対話

 蜘蛛を外に逃がすときの、心が通じたような嬉しさ。蜘蛛の進路を先読みして、うちわでそっと待ち受ける。そこに蜘蛛がちょんと乗ったら、「動かないでね」と念じる。いい子だいい子だ、と心のなかでつぶやきながら、そっと外に出る。そうして地面にうちわを近づけると、蜘蛛はちょんと跳ねて降りる。元気でね……と見送るとき、私は自分がいかに傲慢な存在であるかを自覚する。そして、家から出ていってくれという一方的な願いにも関わらず、大人しく聞いてくれるこの蜘蛛に、私は心から感謝する。

 もちろん蜘蛛からしても迷い込んだだけであって、居心地の良い場所ではないのかもしれないけれど、なんだか心が通じたような気がしてしまうから不思議だ。反対に、空を飛ぶ昆虫の類いはダメだ。捕獲して無理やり外に出すか、さもなくば殺してしまうしかないだろう。私は殺したくないから百均で買った虫取り網を持っている(というか、蚊よりも大きな昆虫は、怖くて、気持ち悪くて、殺せないのだ)。

 ゴキブリもダメだ。大人しくこっちの指図に従うことなどまず無い。出口はこっちだと言っても全く聞きやしない。それだからどの家庭でも殺される運命にあるのだ。もしも人の言葉が分かって、「出口はあっち!!」と言ったら「はい!! お邪魔しました!!」と言って出ていくゴキブリが居たのなら、それでも殺したいとまで言う人は少ないと思う。たいていの人は、出ていってくれるなら、来ないでくれるなら、それで十分だ、と言うだろう。

 そんなこんなで、蜘蛛というのは、見せかけにしてもコミュニケーションが成り立つと思わせてくれる、かわいい生き物であるなあ、と思ったりもする。まあ、蜘蛛も虫も苦手なのだけど……。