もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

今日の夢

(読みづらくはなるものの小見出しで分けないようにした。夢は連続してみるものなので、小分けにしないほうが夢らしいなと思ったのです)

 2016年12月29日(木)

 直角になった曲がり角を曲がる。軽自動車が2台通れるかというほどの道路。街路樹が生い茂り、巨大な壁のように外の光を遮っている。空はセメントのように曇っていてあたりは薄暗い。右手に学校、左手に住宅が並ぶ。

 自分はそこを走っている。「おそらく自分は私服だ」と認識している。自分の走りはなかなか速いようで、すれ違うことはあっても抜かれることがなかなかない。ところが後ろを振り向くと、とても速い男が迫ってくる。全身黒ずくめで、肩から手先にかけて(つまり腕に)黄緑色のラインが一本だけ入っている。わたしは追い立てられるようにして走り、なんとか男に抜かれずに済んだようだった。

 大きな街路。限りなく自転車に近い奇妙な「自動車(座席の配置は自動車そのものだが、サドルに座っている。車体がなく、骨がむき出し)」に父と乗っている。大きく曲がった坂を上る。反対側の車線から一台の「自動車」が車線を越えてきて激突。相手とわたしだけが吹っ飛ばされ、負傷する。相手の様子を心配するわたしを見捨てて、父は何ごとも無かったかのように「自動車」を走らせて去っていった。わたしが相手に歩み寄り「大丈夫ですか」と声をかけると、中年のこれといった特徴のない女性が「はい」とだけ言う。

 父と飯を食う。いわゆる回らないお寿司のようなカウンター形式、板前のいる日本料理店。エビやら炊き込みご飯やらを食べる。が、父がうんちくをたれながら板前を「素晴らしい腕前だ」などと褒めたりするのが心底恥ずかしく、となりの席にいる親子をちらちらと見てしまう。父親は30代ほどだったと思う。

 大きなスーパー。3階ほどの建物で、真ん中が大きな吹き抜けになっている。腹が減り、中華料理店に入る。内装はフードコートに近く、フロア内にある通路との間仕切りがない。向こうは大きなフロアになっていて、赤いテーブルと座席がいくつもある。ガラス張りの壁から青空の明るい光が差し込み、客が座席を埋め尽くしている。やむなく通路に面した座席に座る。しばらくして注文を決め、店員を呼ぶと注文を聞きに来た。人を責めるような鋭い目をした、若い女性。しかし注文の内容が思い出せない。わたしはおそるおそる「軽い、あっさりとしたチャーハンってなんでしたっけ」と独り言のようにつぶやく。店員はぶっきらぼうに「XXXチャーハンだよ」と言う。なおもメニューをぱらぱらとめくりながら考えるわたしにしびれを切らしたのか、わたしの横から乱暴にメニューのページをめくってチャーハンを指し示す。海鮮チャーハンという字を見て、わたしは「じゃあそれで」と言った。

 注文を終え、思わずため息をつく。と、1860円という値段が目に入った。わたしが休む間もなく店員を呼ぶと、こんどは写真の森茉莉さんそっくりの、年老いた、人の良さそうな女性の店員がやってくる。わたしは「さきほど海鮮チャーハンを頼んだのですが、こちらのレタスチャーハンにしてください」と言う。これなら860円なので安心だ、とわたしは思う。なぜか老齢の店員が雑談を仕掛けてくる。

「この店、17時に閉店なのでね、帰りに1階にでも降りてね、アイスを食べてお帰りになるとよいですよ」 「はあ、早いですね。家族連れなど来れないのでは」 「おかげさまで繁盛していてね、もう早く閉店しないと」

 内心で、「早く厨房に注文伝えて」と思う。