もの知らず日記

積み重なる駄文、天にブーメラン

駄文

財布を忘れた記念日

まさかこの年になって財布を忘れるとは思わなかったし、会計のその瞬間まで気がつかないままで居ることも信じられなかった。だから今日は間違いなくお財布記念日である。 久しぶりに連休があったので、仕事終わりに自分で自分を労おうと立ち食い寿司を食べに…

散歩という変な趣味について

散歩というのも、変な趣味だと思う。一日中ただ歩くだけ。距離にして10Kmから20Kmくらいは毎回歩いている。例えばある一日。 朝起きて、ベランダに出たら、青空と暖かい風が気持ちよかった こんなにいい天気だったら、善福寺公園の池に行ったらいいだろうな…

行きたくない公的(?)機関ランキング

何か後ろめたいことがあるわけでもないのに、行くときになんだか緊張したり、「帰りたいなぁ」と思ってしまう、あるいは思ってしまいそうな場所があると思ったので、なんとなくまとめてみた。 行きたくない公的(?)機関ランキング 警察署 裁判所 市役所 銀…

「話しかけるなオーラ」

家電量販店で「話しかけるなオーラ」を出すのは私だけだろうか? 「話しかけるな」とは言っても、店員を睨んだりするわけではない。店員と目を合わせない*1とか、話しかけられそうになったら他の商品を見るフリをして静かに距離を取るとか、その程度のことで…

新年を前にパソコンを破壊してしまった

今回の件を、私は「スーパークソバカゲロゴミデラックス事件」と呼んでいる。「新年早々パソコン壊滅す」に続く、パソコン壊滅シリーズの第2弾である。2012年発売より8年来使ってきたこのパソコンを壊してしまったのだ。 その話もなんということはない。置…

食べ物で遊ぶことについて

「食べ物で遊ぶな」と、子供の頃には叱られたものだが、さんまの塩焼きを食べるときの私は遊んでいるとしか言いようがない。それは手術ごっこと解剖ごっこの両方を兼ねたようなもので、食べられる部分を正確かつ迅速に分け、さんまの姿形を崩さずに食べると…

知らない誰かに道を尋ねられることについて

ともすれば退屈に繰り返される日常において、まったく思いがけない変化というのは、良くも悪くも自分の生を実感させてくれることでもある。今日はそのいい方の話をしたい。 例えば、知らない誰かに道を尋ねられることは、日常に楽しい変化を与えてくれる体験…

「恐れ多くて使えない言葉」

私には「恐れ多くて使えない言葉」というのがある。例えば学生時代に書いたレポートでも「論じる」とは書かずに「考える」とか「述べる」などと書いた。卒業論文も、それは「論文」ではなく「書きもの」にすぎないと、心の底から思っている。私にとって論文…

電動アシスト自転車

うだるような暑さのなか、腰をかがめてグッタリと坂道を上っている。憑き物を払わんとばかりに、ベトベトになった背中を手で拭い、眼球だけを動かして手のひらを見る。手のひらが太陽の光を反射してギラギラと輝くものだから、自分は茹で上がった海老なので…

「苦情殺到!桃太郎」について

ふと、「苦情殺到!桃太郎」を思い出した。2017年のACの広告で、「桃太郎」で桃を拾ったおばあさんに「窃盗だろw」などと誹謗中傷が殺到する。「悪意ある言葉が、人を傷つけている」*1。インターネット上の「炎上」問題に真っ正面から切り込んだことでか…

ミラノサンドAの、パンの温かさ

ドトールのミラノサンドA. かれこれ20年近く、ドトールへ行くたびにこればかり食べている。「まだ若者である」と自称しているこの私が、20年もである。頻度としては最低月一回、多い時には週5日行ったりして、毎年ゴールド会員程度には消費している*1。…

買い溜めについて思うこと

記事を読んだ、というただのメモ。 マスクやトイレットペーパーの買い溜め*1に対して、「一部の人間がデマに踊らされて買い占めをした」というような解釈をする大人が私の周囲にいる。端的に言えば、買い溜めをするのは奴らがバカだからで、対策としては罰を…

パーティーにやってきた酔っぱらい

うろ覚えなのだけど、ポピュリズムはパーティーにやってきた酔っぱらい客のようなものである、という旨の言葉を思い出す。ただそれを思い出したきっかけは、ポピュリズムの話ではなくてもっと低次元での出来事だ。 ここでいう「パーティーにやってきた酔っぱ…

2019年「駅と電車内のマナーに関するアンケート」を読みながら

12月19日、民鉄協(民営鉄道協会)が2019年の「駅と電車内のマナーに関するアンケート」を発表した。通勤・通学人間にとって、他人のマナーというのは常に気になることではある。隣のおじさんが足を広げてこちらの膝をぐりぐり押してきたり、目の前…

無免許人間のぼやき

無免許人間のぼやきなのだけど、「この人は事故を起こしそうだな」というドライバーが確実にいると思う。例えば、黄信号から赤になりそうなときに、止まろうとする人もいれば、突っ込んじゃえと加速する人もいる。あるいは、ウィンカーもあげないで、たった…

朝。聞いたことのない鳥の鳴き声に目を覚ます。窓を開けると、秋の終わりを知らせる冷たい風が足元から静かに入り込んできて、家のなかを駆けめぐる。 外が私を呼んでいる。今日は面白い一日になるぞ、と。そんな気がしたので、今日は少し早めに出かけること…

森鴎外の映像

ずいぶん前の話なのだけど、鴎外記念館で森鴎外が映った映像を見た。映像はほんとうに数秒で、雑踏のなかにまぎれて、カバンを持った鴎外が通り過ぎるというだけの映像だった。フィルムの関係で早回しになっていると思うのだが、ほかの人に比べても鴎外の歩…

東京駅

東京駅って何なのだろうか。池袋新宿渋谷品川上野といった大きな駅を降りても、「どこでご飯を食べたらいいのか……」と迷うことはないのだけど、東京駅だと毎回そうなる。いや、もちろん池袋だろうが新宿だろうが何を食べようかとは迷うのだけど、これらの場…

笹かま

ラーメン屋でライスを口に押し込んだ私は、満腹のあまり吐きそうになりながら、昔のことを思い出していた。 食べ物を残すということが「悪」であると学んだのは、言うまでもなく学校の給食だった。そのくせ、給食はときとして子どもにトラウマを植え付けるの…

シェアサイクル

シェアサイクル(コミュニティサイクル)が普及してきた印象を受けています。数年前はほとんど見かけなかったのだけど、最近はサラリーマンや観光客などが利用しているのを見かけますね。頻度としては高くないけれど、珍しくもないというぐらいにはなってき…

異世界もののアニメについて思うこと

自分用にメモしておく。 率直に言って、最近は異世界もののアニメに少し飽きてきてしまっている。あくまで私の感想で読解が足りない部分も大いにあると思うけど、最初は異世界系にありがちな一定のパターン(とくに全能感)をそれなりに楽しむのだけど、数話…

改札前の真剣勝負

たった1つの改札をめがけて、二人の女性が横並びになってせっせと歩く。たがいに譲る気一切なしの真剣勝負。競馬場であれば誰もが馬券を握りしめて勝敗のゆくえを見極めようとするだろう、世紀の名勝負がここに繰り広げられている(わたしは競馬をしたこと…

ACER Aspire 5750のHDDをSSDに換装した

ノートパソコンACER Aspire 5750 の記憶装置をハードディスク (HDD) からSSDに換装し、クリーンインストールした。ド素人でも出来た。 SSDはその読み書きの速さや衝撃に強い点などなどでHDDよりも優れているものの、出回った当初は価格・容量の問題もあって…

あいさつ

いつの間にか、相手に応じてあいさつを変える習慣が身についた。ざっくり分けると、男性に対しては声を張って「ッはようございモァす!」と行くか(文字にすると笑える)、普通に「おはようございますー」で行くか。女性なら「おはようございまーす(語尾に…

思い出せないマンガ

高校生のころの思い出といえば、たいていの人はそれなりのものがあるに違いない。例えば、生涯の友となった親友との出会いであるとか、初めてのアルバイトであるとか、あるいはちょっと危ない武勇伝であるとか、そういうことだ。 一方で、わたしが高校生時代…

三尺三寸箸

ふと、三尺三寸箸の話が思い浮かんだ。「柄の長いスプーン」の話としても知られている。それはこのような話である。 天国と地獄というものは、どちらも似ている。どちらにもごちそうがあって、それを取り囲む人びとがいる。そして、どちらも三尺三寸、1メー…

「温泉むすめ」を知った

温泉は全国にたくさんあるけれど全然わからない。草津や鬼怒川、熱海に箱根なんていうのは都心からも比較的近くてすぐに思いつくのだけど、じゃあ例えば青森はどうかなんていうと、テレビでみた浅虫温泉くらいしか知らない。……青森、ですよね? で、そんなこ…

なにも分からない

わたしはなにも分からない。本当になにも分からない。自分が正しいと思うことなんて、ひとつもない。世の中の人は、なぜ自分が正しいと思えるのだろう? こういう疑問がずっと心のなかにある。 もちろん社会生活上やむを得ないから、わたしは自分が正しいと…

ネット将棋について

はじめに ネット将棋をやっていたのだけど、やめた。わたしは将棋ウォーズと将棋倶楽部24をやっていた。実力はまったくなくてせいぜい級位どまりだったのだけど、それでも負けすぎて面白くないからやめたというわけではない。ネットの早指しのテンポが合わ…

PDFを印刷しているときに思ったこと

PDFを印刷しているときほど「自分は古臭い人間である」と思わせられる瞬間はない。データなのだから携帯性という点で圧倒的に優れた電子媒体(最近のKindleは文字中心のものなら数千冊分を携帯できると聞く……)で見ればよいのだが、目がしょぼしょぼで読めな…